お笑い芸人の赤プルさんが、2025年9月8日に東京・中野区役所で行われたイベント「防災芸人×ごみプロ芸人トークセッション」にゲスト出演し、都内で仕事をしていたという東日本大震災の発生時に起きた、まさかの悲しい出来事について明かした。
大きな地震の際は「慌てて飛び出したりとかすることが1番危険」
赤プルさんは、だんな松丘慎吾さんと夫婦コンビ「チャイム」を組んでいる。また、赤プルさんは、15年9月に発生した関東東北豪雨で、家族が救助を受けた経験から防災士の資格を取得し、防災や被災地支援に関する活動をしている。
イベントの参加者からの質問コーナーでは、「大きい地震が来た時に最初にやるべきこと」についての質問が取り上げられた。赤プルさんは、倒壊が想定される建物であれば外に出ることが安全だが、「慌てて飛び出したりとかすることが1番危険」とし、深呼吸して落ち着いたうえで、SNSなどで地震の情報をチェックすることが大事だと答えた。
また、元消防士のワタリ119さんは、「机の下に入るって習うじゃないですか。あれは学校の机なんですけど、家の机とかだと危ない」と話した。家の机によっては「下敷きになっちゃうパターンもある」と説明した。大きな地震が起きた際は、「周りに何もないもの、揺れても倒れないものとか、そういうところにまず体を寄せる」とアドバイスした。
とはいえ、会場では大きな地震が起きた時は「動けない」という話になり、赤プルさんは11年3月11日に東日本大震災が発生したときのことを振り返った。
赤プルさんは当時、11年1月に結婚したばかりで、3月11日の地震発生時はラジオ番組で松丘さんが赤プルさんに感謝の手紙を読んでいたところだったという。
赤プルさんは「夫がいて本当に安心だな」と思っていたところ、「松丘さんが(お笑いコンビ「デンジャラス」の)ノッチさんと外に逃げてくのが見えて、私置いて行かれたんです」とまさかの展開を明かし、会場の笑いを誘った。