「もう2番目は要らない」Jリーグ公開動画キャッチコピーが波紋「不適切な表現あった」「当該動画を削除」

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   Jリーグ(日本プロサッカーリーグ)の公式Xが2025年9月11日、10日に公開した動画に「不適切な表現」があったとして、謝罪と撤回を行った。

  • JリーグのPR動画が波紋を広げた(写真はイメージ)
    JリーグのPR動画が波紋を広げた(写真はイメージ)
  • Jリーグの公式X。「不快な思い」をさせたとして謝罪した
    Jリーグの公式X。「不快な思い」をさせたとして謝罪した
  • JリーグのPR動画が波紋を広げた(写真はイメージ)
  • Jリーグの公式X。「不快な思い」をさせたとして謝罪した

「もう2番目は要らない」に批判殺到

   波紋を広げていたのは、クラブチームによるサッカーの大陸選手権大会、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)の2025/26シーズン開幕に際して、Jリーグが10日にXで公開したプロモーション動画だった。

   これまでの大会を振り返る動画では、「2年連続で跳ね返されてきた中東の壁」との文字が表示されたあと、ピッチ上で観客に向かってお辞儀をする選手らの写真を背景に、「もう2番目は要らない」というフレーズが画面いっぱいに表示された。

   続いて、「日本勢三度目の正直へ」「もう中東勢の好きにはさせられない」「アジアの中心はJだと示せ」という文章が流れ、ヴィッセル神戸とサンフレッチェ広島、町田ゼルビア、ガンバ大阪の紹介がなされた。

   この動画が公開されると、SNSでは「もう2番目は要らない」とのフレーズに批判が殺到した。23/24シーズンでは横浜F・マリノスが準優勝、24/25では川崎フロンターレがそれぞれ準優勝している。こうした背景から、横浜と川崎へのリスペクトがないとする声が上がった格好だ。

「結局のところ、単純にJリーグへの愛がない」

   Jリーグは11日、「9/10(水)に投稿した動画に不適切な表現があったため、当該動画を削除いたしました」として動画の削除を報告。11日午後までに投稿は削除された。

   その上で、「ファン・サポーターの皆さま、関係者の皆さまに不快な思いをおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

   SNSでは、なおもJリーグ側への不信感を示すサポーターらの声が相次いでいる。

「Jリーグが優勝させるためにサポートに動いてくれていれば炎上してなかったと思いますよ。あんな過密日程組んどいて優勝目指せ! 2位は要らない! ってそりゃ叩かれるわ」
「もしも皆様がこの件に関してこの書き込みやプレスリリースで対応が終わるのなら、今後各クラブやクラブサポの発信に不適切な表現があったとしてもその対応で宜しいという事ですね」
「去年、新潟をdisって炎上したルヴァン決勝の動画も、今回のACLの動画も同じ制作会社ですよね? 結局のところ、単純にJリーグへの愛がないし、サポーター心理の解像度が低すぎ」

09年に「事業仕分け」で話題を集めた蓮舫参院議員の「2位じゃダメなんでしょうか」を想起したとの投稿もある。

「『2位は要らないJリーグ』vs『2位じゃダメなんですか蓮舫』。異種格闘技かと思ったけど、本当にトップを目指してきた人に対しての配慮の欠如という点では重なり合ってしまう皮肉」「蓮舫『2位じゃダメなんでしょうか?』Vs Jリーグ『もう2番目は要らない』」
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