中日「CS出場」危機、勢い止めたのは「藤浪対策」 「星野仙一監督なら絶対に逃げなかった」識者検証

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「星野さんが生きていたら、あの策をどう考えていたかな」

    そして、かつて監督として中日を率いた故・星野仙一氏の名を出し、井上監督の「藤浪対策」を検証。星野氏は中日の監督を計11年間務め、野球ファンの間で闘将として知られる。

    高木氏は「星野さんが生きていたら、あの策をどう考えていたかな」と切り出し、こう続けた。

    「星野さんは絶対に逃げるようなことしなかった。なんなら向かっていく感じ。その気合を注入して、試合に臨んだと思う。あの日は、ブライト(健太)も細川(成也)もいた。右打者の強打者と言われる人たちが(ベンチに)顔を並べた。でも、(井上監督が)『藤浪が(マウンドを)降りるまで使う気がなかった』というコメントを残すのは、問題があったと思う」

    さらに、次のように持論を展開した。

    「選手を守るのではなくて、球団はそれで良かったのかと思う。俺がGM、オーナーだったら、『なんで戦わないんだ』と言う。ケガをする前提で使うか?藤浪はひとりもケガをさせていない。そういうことがチームのバランスを崩すというか、勢いを止める結果になった。連勝できていて、これはもう中日に行かれるかなと思った。雰囲気も良かったし、振り返ってみると残念でしかたがない」

    11日時点で、セ・リーグは巨人が勝率5割で2位につけ、3位DeNAが1.5ゲーム差で追いかけている。4位・中日と5位・広島が、この2チームを追うも、CS進出は厳しい状況になっている。

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