「アフマダリエフから逃げた人ですよね?」
コメント欄に「アフマダリエフから逃げた人ですよね?」との声が寄せられたことについて、亀田は「逃げたわけではないから」と反論し、過去にアフマダリエフ戦が消滅した経緯を、次のように説明した。
「(自分は)スーパーバンタム級でWBAの1位にいた。次は(WBA・IBF王者のマーロン)タパレスとの指名試合だった。それが流れた。1日でひっくり返った。試合がなくなった。その直後に、井上・タパレス戦(スーパーバンタム級4団体王座統一戦)が決まった。実際、本当に試合が流れた。メールにも残っている」
そして、こう続けた。
「4団体王座統一戦が決まった。じゃあ、『このままスーパーバンタム級にいてどうするの?』と。フェザー級に上げて、IBFだったら世界2位決定戦ができるから、こっちの方がいい。それでフェザー級に上げて、正式発表しました。発表して2日後に、WBAがムロジョンとの挑戦者決定戦の指令を出した。俺は階級を上げて、対戦相手も決まっていた。これの何が『逃げた』になるの?」
亀田はスーパーバンタム級の元世界王者で、王座陥落後、世界ランキング上位を維持するも、長らく世界王座挑戦の機会を得られなかった。早期の世界戦実現に向け、階級をフェザー級に転向。25年5月にIBF同級王者アンジェロ・レオ(米国、31)に挑戦し、判定負けを喫した。
このような背景を踏まえ、亀田は「仮にスーパーバンタム級に下げたところで、次の世界戦がいつになるか分からない状況だった」とし、「(スーパーバンタム級とフェザー級の世界戦が)どっちが早いか、考えたら分かる。(階級を上げる前に)アフマダリエフにメールを送っている。『俺とやるか?』と、2度もメールを送っているけど、返事がなかった。逃げたも何もない。あいつが逃げた」と語った。