プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が、2025年9月24日にユーチューブを更新し、ロッカーを殴って左手甲を骨折したロッテ益田直也投手(35)に対して、「話にならない」とバッサリ切り捨てた。
「自分の体であって自分の体ではない」
スポーツ紙などの報道によると、8月19日の楽天戦で救援に失敗した益田は、降板直後にベンチ横の鉄製の台を右拳で叩いた。その後、ロッカールームに引き揚げ、ロッカーを左拳で殴り、左手甲を骨折したという。
益田は翌日20日に出場選手登録を抹消された。
球団広報担当者は9月6日に益田の状況について、「上半身のコンディション不良の状態が続いており、メディカルサイドによる見解としては今シーズンの復帰は厳しいとのことです」と説明したという。
益田は通算248セーブで、名球会入りの250セーブまであと2セーブに迫っていた。
指導者として現場を任された経験を持つ高木氏は、益田のロッカー殴打について、「自分に対する怒りだと思うが、ロッカールームに帰ってきて、左手で殴ったら骨折したという。話にならない話だよな」とあきれた様子で語り、こう続けた。
「気持ちの焦りもあったのだろうが、自分の体であって自分の体ではないというのは、球団がお金を出しているわけ。あなたに対して。それを自分の怒りかなにか知らないが、それで戦列を離れる。大罰金だよね。もう話にならない。物にあたるとかも不快だが、自分にあたる、自分の体を傷つける。話にならない」
「昔だったら監督が怒りのコメントを出す。『あのバカ野郎』って」
高木氏は「話にならない」を繰り返しながら、益田の愚行をDeNAトレバー・バウアー投手(34)の愚行と比較。「バウアーもひどいけど、これはもっとひどいかもしれない」と声を大にした。
バウアーは8月21日にホーム横浜スタジアムで行われた広島戦に先発。2点ビハインドの5回、三者凡退に抑えたバウアーは、1塁側ベンチに下がる際、グラウンドに落ちていた小園海斗(25)のバットを右足で蹴り飛ばした。
この動画がインターネットで拡散されると、日本の野球ファンから批判の声が上がった。批判の声は、国内にとどまらずバウアーの出身地の米国にも広がり、大きな騒動となった。
高木氏は「(益田は)大馬鹿野郎だな」とし、「やって初めてことの重大さに気が付くという。これは仕方がない、やったことだから。ただ、球団の処置はすごく大切だと思う。昔だったら、監督が怒りのコメントを出す。『あのバカ野郎』って。なんかやんわりしているよな」と、今回の騒動に対して率直な感想を述べた。
益田は今シーズン22試合に登板し、防御率4.35で1勝4敗2ホールド5セーブ。チームは24日時点でリーグ最下位に沈み、5位・西武に7ゲーム差をつけられている。
大記録まであと"2"
— ⚾️DAZNベースボール (@DAZNJPNBaseball) August 5, 2025
益田直也 最後は本日絶好調の
近藤健介を抑えてセーブ成功!
益田はこれで通算セーブ数248!
⚾プロ野球 (2025/8/5)
????ロッテ×ソフトバンク
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