韓国スポーツメディア「スポータルコリア」(ウェブ版)が2025年9月26日、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する韓国出身キム・ヘソン内野手(26)の特集記事を公開し、キムのポストシーズンメンバー入りが非常に厳しくなったとの見解を示した。
大谷は54号2ラン、山本は12勝目マーク
ドジャースは26日、敵地チェイス・フィールドでアリゾナ・ダイヤモンドバックスと対戦。4回に大谷翔平選手(31)の54号2ランが飛び出すなど、8-0で勝利し、ナ・リーグ西地区優勝を決めた。
先発した山本由伸投手(27)は、6回4安打無失点で12勝目をマークした。
キムはこの日もベンチスタートとなり、6回に代走として出場した。8回にまわってきた打席では、見逃し三振に終わり、打率を.281に落とした。
大リーグ1年目のキムは、7月中旬に左肩を痛め、7月30日に負傷者リスト入り。9月2日に大リーグに復帰したが、復帰後は出場機会が激減している。
9日のコロラド・ロッキーズ戦以降、スタメン出場がなく、9月の出場はわずか10試合で、打率は1割に満たない.067と、苦しい状況が続いている。この日の打席は、15日のダイヤモンドバックス戦以来だったが、結果を残すことができなかった。
「久々に訪れたチャンスを虚しく逃してしまった」
大リーグの名門チームでプレーするキムは、地元韓国で注目度が高く、複数のメディアが連日、キムの特集記事を組んでいる。
このような状況の中、「スポータルコリア」は、この日のキムの打撃を悲観的に報じた。
記事は「キム・ヘソンが久々に訪れたチャンスを虚しく逃してしまった」と書き出し、「ポストシーズンを控え、この日が事実上最後のチャンスだったと言っても過言ではない。しかし、この機会を生かせず、ポストシーズンのロースター入りは非常に難しくなった」と分析した。
大リーグに復帰後、打席に立つ機会が減り、相手先発投手が右投げの時もベンチスタートが続く状況を踏まえ、複数の韓国メディアが、キムのポストシーズンメンバー入りを危惧している。たとえメンバー入りを果たしても、守備固め要員とみている。
大リーグ1年目にして地区優勝を経験したが、ポストシーズンに向けて暗雲が垂れ込めてきた。