最下位低迷のロッテ、でも未来は明るい? 有望若手選手が続々と...「来季は台風の目」期待高まる

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   2025年シーズン、ロッテは9月26日現在で、55勝79敗3分で最下位に低迷。対戦成績でパリーグの全球団に負け越しているが、チームの未来は決して暗くない。

  • 千葉ロッテマリーンズの本拠地・ZOZOマリンスタジアム
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高卒2年目捕手・寺地隆成、ドラ1・西川史礁らが大ブレーク

   野手では高卒2年目の捕手・寺地隆成が111試合出場で打率.258、5本塁打、33打点。最近は指名打者で出場が多いが、チーム最多の75試合で先発マスクをかぶった。

   ドラフト1位ルーキーの西川史礁も奮闘している。春先は打撃不振でプロの壁に当たったが、6月13日に1軍再昇格以降は安打を積み重ねて102試合出場で打率.282、3本塁打、37打点。残り6試合で規定打席に到達する見込みで、首位打者を狙える位置につけている。

   和製大砲の山本大斗も頭角を現し、105試合出場で打率.205、11本塁打、33打点。確実性に課題があるが、パンチ力は魅力だ。

   投手陣に目を移すと田中晴也、木村優人、廣池康志郎と若手の本格派右腕が次々に台頭。木村は9月24日の西武戦(ZOZOマリン)で、3安打7奪三振でプロ初完封勝利を飾っている。高卒2年目の完封勝利は09年の唐川侑己以来球団史上16年ぶりだった。

「チームの育成方針を見直す必要があると思います」

「ロッテはチームとしての成熟度が上がれば、来年は台風の目になる。CS圏内を十分に狙えるでしょう。課題は活躍が持続しない選手が多いこと。松川虎生、佐藤都志也、山口航輝と楽しみな若手が出てきても1軍に定着できていない。チームの育成方針を見直す必要があると思います」(スポーツ紙デスク)

   吉井理人監督は今季限りで退任する可能性が高いが、新たな指揮官がどのようにチームを構築するか。生きのいい若手が多いだけに、チーム力の底上げにつなげたい。

(中町顕吾)

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