スナック、バーなどの勤務、身バレの危険性は?
タレントが必ずしも副業に夜職を選ぶわけではなく、下町でひっそり営業するスナックやショットバー、知人の経営する飲食店や単発バイトなどで稼ぐ人も多い。これらも比較的にシフトの融通が利きやすく、場所によっては時給や待遇(髪型・服装自由など)が良いため、「タマゴ」が集まりやすいのだ。
夜職に比べたら収入は劣るけれど、バーやスナックは堂々と「タレントをしています」と言っても周囲に引かれることはない。むしろ、舞台やライブメインの活動だと店の客が動員へとつながるため、公表がプラスに繋がるケースもあるという。
ただ、全ての事務所がプライベートでの芸名公表を許可しているとも限らない。収入の手助けが難しい演者に「バイトをするな」とは言わなくとも、身バレをしないよう注意を促すところも多い。ストーカーをされる危険性や、バイトがマイナスイメージに直結するなど、いろいろな理由があるからだ。
会員制ラウンジやキャバクラなどに比べて、一般の飲食店は身バレの確率が高いのが難点。前者は支払い金額が高く、限られた人間しか店を訪れないけれど、後者は本気の「不特定多数」なので情報漏洩のリスクが跳ね上がる。「タレントの○○、あそこで働いてるらしい」なんて囁かれたら、本人としてはたまったもんじゃない。
だからといって、本業一本では生活が厳しく、水商売を避けたい+時給が安い仕事を突っぱねると選択肢が限られるもの。タレント人生も決してラクではなく、一瞬の非現実を求めて目の前の現実を頑張る......といったところだろうか。