「注意喚起の掲示等を検討してまいります」
封筒を無料配布しているゆうちょ銀行の広報部は10月2日、J-CASTニュースの取材に対し、大量持ち去りのケースがあるのかについて、メールでこう回答した。
「大量持ち去りを明確に確認した事例はございませんが、封筒が通常よりも早く減ることを社員が確認したり、お客さまから封筒がないとご申告いただく状況から、大量の持ち去りが発生している例があると考えております」
いつごろから持ち去りが目立つようになったのかについては、「時期について明確にお答えできる記録等はございませんが、ここ数年ではなく、それ以前から発生していたと認識しております」とした。
持ち去りや転売の行為については、次のような見解を示した。
「封筒はATMをご利用のお客さまの利便性を考慮し無料で提供をしているものです。封筒を必要とするお客さまに便利にお使いいただきたいため、必要以上の持ち去りや転売行為は控えていただきたいと考えております」
大量に持ち去られないための対策などは考えているかは、こう述べた。
「ご利用のお客さまの利便性を考慮し無料で提供をしているため、有効な対策は難しい面がございますが、注意喚起の掲示等を検討してまいります」
なお、ATMの現金用封筒をめぐっては、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献などを理由に、地銀を中心に廃止の動きが出ている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)