「外交問題にされるべきことではない」はずの靖国神社、早くも火種 高市新総裁会見に「日韓関係、迷宮入り」韓国メディア

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蒸し返される「つけ上がる」発言

   共同通信などによると、高市氏は22年2月に都内で行った講演で、首相就任後も靖国神社参拝を続ける意向を示し、周辺諸国から予想される反発について「途中で参拝をやめるといった中途半端なことをするから、相手がつけ上がる」と話していた。

   京郷新聞は、この「つけ上がる」発言を「韓国に対して妄言を吐き、外交上の失態を招いた」と指摘している。

 

   朝鮮日報は、会見の発言を伝える中で、

「高市氏が自民党内でも強硬保守派であることから、日韓関係にも赤信号が灯る可能性があるとの懸念が示されている」
「離れた自民党の岩盤支持層を再び取り込むべき課題にも直面していることから、支持層を意識して就任初期に神社参拝に踏み切る可能性もあるとの見方も出ている」

としている。

   「毎日経済」も、高市氏が靖国を参拝してきた経緯から

「協力基調を続けてきた日韓関係にも影響が及ぶ可能性がある」

と指摘。「つけ上がる」発言について「韓国に対して妄言を吐いたりもした」としている。

   仮に高市氏が首相就任後に参拝すれば、現職首相の参拝は13年12月の安倍晋三元首相以来となる。

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)

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