「160キロ出てフォークがあれだけ落ちれば、クローザーとして魅力的」
大リーグ1年目の佐々木の今シーズンを追ってきた武田氏は「春先は精神的に良くなかった」と指摘し、佐々木の現状に言及。
「ドジャースの再生プログラムが良かったのかもしれない。詳しいことは分からないが、ここで使えていることが大きい。春先は目が泳いでいた。今は自信を持っている。このシリーズは完全にクローザー。これだけ結果が出ているから。これで佐々木を固定していければ、9回の1イニングだったらバッチリ抑える」
そして、スタッフから「ロバーツ監督は最終回、(アレックス)ベシア、(ブレーク)トライネン、佐々木で迷い、最終的に佐々木に決めたが」との問いに対して、「(ロバーツ監督は)迷う必要はない。何を迷っているのか分からない」と疑問視した。
佐々木はポストシーズンで抑えに回ってから、球速が戻り160キロ超を連発。スプリットの落ちもよく、春先に比べ安定感がより増した。
武田氏は、ドジャースのリリーフ陣の中で「佐々木の球が1番いい」とし、「フォークがちゃんと落ちれば、それが決め球になる。(直球が)160キロ出てフォークがあれだけ落ちれば、クローザーとして魅力的。フォアボールを出す感じも全然ない。故障明けにリリーフをやって、全力で投げるようになって良くなった。ストライクが入る、入らないという不安がなくなった」と分析した。
スポーツ紙の報道によると、ロバーツ監督は6日に報道陣の取材に対応し、佐々木の今後の起用について「9回固定のクローザーに限定はしない。相手の打順を見た時に8回が勝負どころになることもある。いろんな選択肢がある」と語ったという。
Roki Sasaki breaks out a FILTHY splitter for the strikeout! #NLDS pic.twitter.com/wc2GVGYctn
— MLB (@MLB) October 5, 2025