「失敗したなと思いました」
そして、TBS系「ひるおび」で司会の恵俊彰さんからコメンテータとして紹介されると、わざわざ立ち上がって、ここでも「まず、おわびします」と頭を下げ、「先ほどテロップを見たら『政治のプロ』っていう紹介をされていて、プロとして恥ずべき行為でした。すみません。おわびします」と繰り返した。
読みが外れた理由をこう話した。「驚いたというか、失敗したなと思いました。ここが自分に見えてなかったんだというのが、麻生さん(自民党最高顧問)の動きでした」と認めた。
今回の総裁選は、解散したはずの派閥単位で票が動いた。とくに麻生派の票が流れたのが高市氏の勝因だが、麻生氏の指示一つであそこまでまとまって票が動くとは、田崎氏も予想できなかったのだろう。結局、自民党は、これまでとまったく変わらないやり方で総裁を選んだということになる。
(シニアエディター 関口一喜)