「韓国に153kmのチェンジアップを投げる投手はいない」
記事では「4月は、月間打率3割2分4厘の猛打を振るったが、5月は2割3分1厘、6月は1割4分3厘と急激にペースが落ちた。原因は、生まれて初めて見る高速変化球への不十分な対応だった」と解説し、レギュラーシーズン終了後に語ったイのコメントを紹介した。
イは「速球は速くても見ているうちに慣れてくるが、変化球は全く違う。韓国に95マイル(153km)のチェンジアップを投げる投手はいないだろう。韓国ではあれが直球の球速なのに、これを直球のタイミングで打つべきか、変化球のタイミングで打つべきか悩んだ。多くの試行錯誤を経験した」と語ったという。
同メディアは、今シーズンの収穫は、「昨シーズンの負傷を乗り越えて健康を証明したこと」と指摘した。打撃の好不調の波により、シーズン中は打順の入れ替えが激しかったが、1年を通してレギュラーとして出場し、ある程度の数字を残した。
一方、イが所属するジャイアンツは今シーズン、ナ・リーグ西地区3位に終わり、4年連続でポストシーズン進出を逃した。米メディアによると、24年シーズンからチームを率いるボブ・メルビン監督(63)は、9月29日に解任された。
イは9月29日に今シーズンの全日程を終え、30日に韓国に帰国。大リーグ3年目シーズンに向けて英気を養うという。