自民党・船田元氏が「石破総理に退陣を撤回してもらい」「高市総裁に一度退いていただき」 党内から「高市おろし」の衝撃

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   自民党の船田元・元経済企画庁長官が2025年10月12日、自身のフェイスブックで公明党との連立解消をめぐる持論をつづった。

  • 自民党の船田元・衆院議員(2023年撮影)。フェイスブックでの書き込みが波紋を広げている
    自民党の船田元・衆院議員(2023年撮影)。フェイスブックでの書き込みが波紋を広げている
  • 自民党の高市早苗高総裁は早くも窮地に立たされている(写真は自民党のXから)
    自民党の高市早苗高総裁は早くも窮地に立たされている(写真は自民党のXから)
  • 野党からは、国民民主・玉木代表を首相に推す動きも
    野党からは、国民民主・玉木代表を首相に推す動きも
  • 自民党の船田元・衆院議員(2023年撮影)。フェイスブックでの書き込みが波紋を広げている
  • 自民党の高市早苗高総裁は早くも窮地に立たされている(写真は自民党のXから)
  • 野党からは、国民民主・玉木代表を首相に推す動きも

「高市総裁の対応が十分でなく、遂に斎藤代表から連立解消が告げられた」

   船田氏は「先日の公明党の自民党との連立離脱は、まさに青天の霹靂である」と切り出し、連立解消までの流れを以下のようにまとめた。 

   「憲法調査会以来20年近く懇意にしてきた斎藤鉄雄代表には、何とか連立にとどまってほしいと、私もメールで再三お願いしたが、首脳会談における自民党、高市総裁の対応が十分でなく、遂に斎藤代表から連立解消が告げられた」

   「政治とカネの問題を、自民党がのらりくらりと引き延ばした上に、今回の人事で不記載議員の一人を要職につけたことで、堪忍袋の緒が切れたと思う」と、暗に旧安倍派の萩生田光一元政調会長を幹事長代行に起用したことを批判した。

   自公の関係については「直近の報道によると、公明党の小選挙区候補に自民党候補をぶつける準備をしているようだが、これはあまりにも大人気ない、というか、正気の沙汰ではない」とし、「自公の地方組織の間では今なお協力関係を大切にしたいとするところも多く、これまで壊れると、多くの自民党議員は困難に直面する。野党の思う壺ではないか」と危機感を示した。

「高市総裁に一度退いていただき、早急に総裁選挙をやり直して」

   今後については「『総総分離』即ち、総理と総裁を分離する案もある」とし、「この場合、石破総理に退陣を撤回してもらい、当面はこれで国会を動かし、企業・団体献金の改革も含めた目先の懸案を処理し、その上で公明党との話し合いをもう一度やり直せないだろうか」と主張。

   また、「それも難しいのであれば、高市総裁に一度退いていただき、早急に総裁選挙をやり直して、新しい総裁のもとで、連立の枠組みをはじめとした政権構想の立て直しを模索すべきである」とつづった。

   船田氏の主張はSNSでも拡散され、波紋を広げた。与野党の議員らからも、疑問の声が上がった。

   立憲民主党の原口一博元総務相は、「意味不明。自分らの意に沿わないからと言ってリセットできるか!」と一蹴した。

   日本保守党の島田洋一衆院議員は、「この人らしいが、論外の提案ばかりだ。しかし自民党の多くの議員の本音を反映してもいる」と反応。

 

   その上で、「もちろん本筋は、高市氏が改革保守の立場で勝負すること。それなら日本保守党は支持する」とした。

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