大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する韓国出身キム・ヘソン内野手(26)が、ナ・リーグ優勝決定シリーズのロースター(出場選手登録枠)入りし、韓国メディアが沸いた。9回に抑えで登場の佐々木は犠牲フライで1失点ドジャースは2025年10月14日(日本時間)、敵地アメリカンファミリー・フィールドでリーグ優勝決定シリーズ第1戦を行い、ナ・リーグ中地区1位ミルウォーキー・ブリュワーズを2-1で破った。試合は0-0で迎えた6回、1死走者なしの場面でフレディ・フリーマン内野手(36)が、ライトスタンドに先制のソロ本塁打を叩き込んだ。1点リードの9回には、1死満塁のチャンスでムーキー・ベッツ内野手(33)が四球を選んで押し出し。2点リードの9回裏に、佐々木朗希投手(23)がマウンドに上がったが、四球と2塁打で1死2、3塁のピンチを招き、犠牲フライで1点を失った。なおも、ピンチが続き、2死1、3塁からブレーク・トライネン投手(37)が、佐々木の後を継いだ。トライネンは四球を与え、2死満塁とピンチを広げるも、最後は空振り三振で仕留め、勝利をものにした。韓国期待のキムは、この日もスタメンから外れた。結局、途中出場の機会はなく、ベンチを温め続けた。キムは、ワイルドカードシリーズ、地区シリーズに続いて、リーグ優勝決定シリーズでもロースター入りを果たした。米メディアの予想では、当落線上にいるとされ、ロースター入りが危ぶまれたが、代走、守備固め要員として出場枠を勝ち取った。「PSは1試合しか出場していないが、そのインパクトは大きかった」この日、出場の機会こそなかったが、地元スポーツメディア「SPOTVNEWS」(ウェブ版)は、「キム・ヘソン、飛行機だけ一緒に乗ったわけじゃなかった...ドジャース1030億ウォンのリリーフは落選」などのタイトルで、キムのロースター入りを誇らしげに報じた。タイトル中のリリーフ投手、タナー・スコット投手は昨オフ、4年7200万ドル(約106億円)でパドレスからドジャースに移籍。ポストシーズンでは、地区シリーズ途中に下半身の腫瘍摘出手術を受けるため戦線離脱し、大リーグ規則によりリーグ優勝決定シリーズの枠から外れた。キムのポストシーズンの出場は、10日に行われたフィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズ第4戦の1試合のみ。延長11回に代走として起用され、2死満塁からの投手ゴロでサヨナラのホームを踏んだ。チームは、この勝利でリーグ優勝決定シリーズにコマを進めた。「SPOTVNEWS」の記事では、「これまでのポストシーズンでは1試合しか出場していないが、そのインパクトは大きかった」と、ポストシーズンデビュー戦を振り返り、「『ヘソン特急』の縦横無尽の疾走を、リーグチャンピオンシップシリーズ(LCS)でも見られる」と期待を寄せた。1勝を先取したチームは、15日(日本時間)に敵地アメリカンファミリー・フィールドでブリュワーズとシリーズ第2戦を行う。ドジャースは、山本由伸投手(27)が先発を予定している。
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