国民民主党・小竹凱衆院議員(27)が2025年10月14日、同党・玉木雄一郎代表の「黒歴史」発言について苦言を呈した元NHK職員で社会起業家のたかまつなな氏に対し、「叩きたいだけ」などと反論した。玉木氏を巡っては、国民民主党・榛葉賀津也幹事長との対談動画で、立憲民主党・蓮舫参院議員に言及した場面が注目を集めている。民進党の代表選で榛葉氏が蓮舫氏を応援していたというエピソードを紹介した玉木氏は、榛葉氏とともに「黒歴史」と反応していた。たかまつ氏、国民民主党の「女性支持が弱いところ」を指摘SNS上で話題になったのは、玉木氏が個人YouTubeチャンネルで10月11日に公開した動画だ。同チャンネルが開設から7周年を迎えたことを記念し、玉木氏と榛葉氏が対談するという企画だった。この動画の中盤に、先述の「黒歴史」に関するトークがあった。榛葉氏はその後、この時に蓮舫氏を応援した経緯を説明。「参議院はみんなして蓮舫さん応援しようって。あのとき選挙終わったら衆議院行くって言ったから、じゃあみんなで応援しようって」すると玉木氏は「戻ってきたね」と返答。これを受け、榛葉氏は「これオンエアできないでしょうが!」と指摘し、笑いながら机を叩いた。また、玉木氏と榛葉氏が蓮舫氏からブロックされていることも告白していた。この場面がSNS上で拡散すると、前掲のたかまつ氏が13日にX上で反応。「代表選で選んだ人のこと黒歴史といっている。首班指名を目前に、誰を選ぶのか今本当に大切な時期なのに、心配になる」と苦言を呈し、つぎのように批判した。「こういうところが、女性支持が弱いところではないか...。国民民主期待している部分があるだけに、残念。今、自民にも立憲にもどちらとも組める重要なポジションにいるだけに心配。総理大臣になる覚悟ある人がこれ言えるのか。国会議員に私は品格や、違う考えであっても選挙で選ばれた人であり国民の代表だという最低限のリスペクトをもってほしいです」続けて、「発信量や出演している量が多いので、失言を気にしてメディアに出ない人よりも何倍もリスクがあるのは分かりますし、その姿勢には敬意をもっていますが、残念」と私見を述べた。最後に、たかまつ氏は「発言の撤回やお詫び」を求めた。榛葉幹事長「今日の会談の話をしてください」すると、国民民主党に所属する小竹氏が14日に反論。たかまつ氏の投稿にあった「こういうところが、女性支持が弱いところではないか...」という箇所に反応した小竹氏は、引用リポストしながら「叩きたいだけ。なぜ『女性』が出てくるのか」とコメントしている。小竹氏の反論に対し、たかまつ氏は同日、「『叩きたいだけ』という言葉で国会議員の方に片付けられるのは非常に残念」と反応。続く長文の中で、「前後の文脈を読み取った上で私は問題視しています。政党や思想を超えて、女性議員に向けられる誹謗中傷の多さ、そこに日頃から想いを馳せていたら、あのようなやりとりはできないのではないでしょうか」と説明している。立憲・維新、国民の3党幹事長会談を終えた榛葉氏は10月14日の記者会見で、玉木氏の「黒歴史」発言に関する質問を記者から受けたものの、「今日の会談の話をしてください」と応じなかった。これに対して蓮舫氏は同日、Xで動画を引用して「質問してくれた記者がいました」と反応している。
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