日本保守党の島田洋一衆院議員が2025年10月19日、「自民党の高市早苗総裁から、先ほど電話をもらった」とXで明かし、注目を集めている。「方向性が一致する政策も多いので、闘うなら大いに支持する」島田氏は電話の内容について、「日本保守党と方向性が一致する政策も多いので、闘うなら大いに支持する旨を答えた」と説明。一方で、自民党が連立に向け話し合いを進めている「日本維新の会」による定数削減案については、「新興小政党を潰すことになる、維新の『衆院比例区に限った定数削減』案に、率直に異議を呈したところ、中身は控えるが、高市氏から丁寧な説明があった」と明かした。日本維新の会の藤田文武共同代表は同日、自民・維新の政策協議の内容に関する報道に反発していた。16日の政策協議で企業献金の禁止を主張したところ高市氏らが強く反対したため、吉村洋文代表が「定数削減を自民にのませるよう党内に指示」した、とするもので、藤田氏はこうした報道を「ハッキリ言って、時事通信の大間違いの記事です」ときっぱり否定した。「維新幹部って誰? 相手の名誉のためにも言いますが、ここの部分の記載は『全部』間違いです」とした上で、「政策協議は12項目を同時に提示し、どれも重要で大きなアジェンダ。もちろん議員定数削減もはじめからかなり強く主張。メディアが勝手に交渉項目の濃淡を決めないでください」と反論。吉村氏は藤田氏による投稿を引用し、「メディアって、ホント適当なんだなって改めて思います」と反応した。「発言力は逆に増したとも言える」島田氏は吉村氏の投稿を引用し、維新の動きを厳しく批判した。「最も適当なのは、誰かの指示で突然『定数削減』を自維連立の『絶対条件』と叫び出した吉村氏本人」その上で、「複数の自民党幹部によれば、『あれは吉村のパフォーマンス。選挙制度改革は与野党合意が基本で、臨時国会中に削減法案成立など120%あり得ない』とのこと」とし、国民民主党の玉木雄一郎代表を引き合いに「警戒は緩めてはならないが、維新の吉村氏に比べれば、メトロノーム玉木氏など誠実さのかたまりに見える」とつづった。20日の投稿では、衆議院での自身の立場について「衆議院では、日本保守党の議員は私一人だが、自維合わせて、過半数にちょうど一人足りない状況のため、発言力は逆に増したとも言える」とした島田氏。「増税派ゼロ」「太陽光・風力利権勢力ゼロ」「媚中派ゼロ」「メトロノーム人ゼロ」を挙げ、「『日本を豊かに強く』する政策実現に邁進していきたい」と決意をつづっている。
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