プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が、2025年10月21日にユーチューブを更新し、阪神を戦力外となった野口恭佑外野手(25)について、「巨人に行ったら面白い」との見解を示した。「岡田監督が『野口はいいよって』」九州産業大学出身の野口は、22年ドラフト会議で阪神から育成1位で指名され入団した。ルーキーイヤーの23年は、ウエスタンリーグに67試合出場し、打率.303、6本塁打、18打点を記録した。ファームでのプレーが評価され、23年オフに支配下選手契約を締結した。24年シーズンは、6月28日に初めて1軍に昇格。7月7日のDeNA戦でプロ初安打を記録した。同シーズンは26試合に出場し、打率.189、5打点、本塁打ゼロに終わった。25年は、岡田彰布監督(67)から藤川球児監督(45)に監督が交代。今シーズン、野口は2軍暮らしが続き、1軍出場がないままオフに戦力外通告を受けた。長崎・創成館高校時代に甲子園出場経験を持つ野口。右投げ右打ちの外野手で、スポーツ紙によると、ミート力に定評があるという。高木氏は、野口が支配下登録を勝ち取った経緯について、「岡田監督が抜擢をした」とし、「『野口はいいよって』。シーズン中に岡田監督に会って話をした時、『野口が1番バットの出し方がきれいだよ』というくらい評価していた」と語った。「今季調子が上がらなかったのかどうかは分からないが、まだできる」そして、今シーズンの野口に言及し、次のように評価した。「今年、藤川(球児)監督になって、使われることなく、1軍に上がることなく終わった。調子が上がらなかったのかどうかは分からないが、まだできる。彼はバットの出し方、バットの出というのは、すごく良い選手だから面白いと思う」スポーツ紙の報道によると、野口は現役続行を希望しているという。これを受け、高木氏は、セ・リーグの現状を考慮し、野口の移籍先候補に巨人を挙げた。「右の外野手。広島とか(獲得すれば)面白いと思う。でも中村奨成がいる。(外野手の)層が薄いところが獲得すれば、面白いと思う。巨人に行ったら面白いかもしれない。(外野のレギュラーが)決まっていないのと、これだけ粘っこいというか、結構粘れる選手だし。こういった選手が巨人に行けば、面白いと思う」果たして野口を獲得する球団は現れるのか。今後、野口は現役続行を視野に入れ、トライアウトに挑戦する予定だという。
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