日本テレビは、同社が運営するニュースサイト「日テレNEWS」の記事などに掲載された高市早苗内閣の支持率を示す折れ線グラフで、「支持しない」と答えた人は18%だったにもかかわらず、折れ線グラフの位置が36%付近を指していたミスがあったとして、謝罪した。現在は正しいグラフに差し変わっている。
日本テレビは、「データをグラフ化する際の作業上のミス」だったとしている。
「支持しない」18%なのにグラフでは30%と40%の間を指す
問題となった記事は、日本テレビと読売新聞が行った高市内閣の支持率に関する世論調査の結果を伝えるものだ。記事によると、高市内閣を「支持する」と答えた人は71%、「支持しない」と答えた人は18%だったという。
しかし、Xで拡散された情報によると、グラフ上では、「支持しない」が30%と40%の間を指していた。Xでは批判の声が寄せられていた。
この記事には、23日に「【訂正・お詫び】初出時から23日午前2時半頃まで、内閣支持率を示す折れ線グラフに一部誤りがありました。訂正してお詫びします」と追記され、現在は正しい表記のグラフが掲載されている。
日本テレビは24日、J-CASTニュースの取材に、この件について次のように説明した。
「10月22日午後10時から翌23日午前2時半頃までCSニュース専門チャンネル『日テレNEWS24』で放送およびニュースサイト『日テレNEWS NNN』や公式YouTubeで公開した『NNN・読売新聞 緊急世論調査』で、高市内閣の支持率を示す折れ線グラフに誤りがありました」
誤りの内容について、具体的には「『支持しない』と答えた人は石破内閣時の先月の調査から36ポイント下がって18%でしたが、18%と表示した折れ線グラフの位置が36%付近を指しておりました」と説明している。
「これはデータをグラフ化する際の作業上のミスと、その後の確認が不十分であったことが原因です」とし、「視聴者の皆様、ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。