高市早苗首相が2025年10月24日、就任後初めての所信表明演説を終えたことをXで報告した。更新は18日以来6日ぶりで、首相に就任してから初めて。衆院本会議での演説中にヤジが止まらなかったことを受け、SNS上では、「ヤジに負けるな」などと応援する声が寄せられている。
「うるさい野次に負けずに頑張ってください!」
高市氏は24日、衆参両院の本会議での所信表明演説を行った。SNS上で批判が殺到したのは、衆院本会議で行われた高市氏の演説にヤジを連発した複数の議員だ。演説が始まると、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に関するヤジや、裏金問題、暫定税率に関するヤジが飛び続けた。
こうしたヤジに対し、ほかの議員から「静かにしろ!」「聞こえないんだよ!」などと怒号が上がる場面もあったが、その後もヤジは止まなかった。高市氏が演説を止める場面もみられた。X上では、「ヤジ議員」がトレンドに入ったほか、複数の立憲民主党の議員への批判が拡散している。
こうした中、所信表明演説を終えた高市氏がXを更新。「皆様のお蔭をもちまして、去る10月21日に第104代内閣総理大臣を拝命し、本日、『決断と前進の内閣』の所信表明演説を行いました」と報告。続けてつぎのように説明した。
「日本と日本人の底力を信じてやまない者として、日本の未来を切り拓く責任を担う覚悟を、日本列島を強く豊かにするビジョンを、世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す決意を表明しました」
最後に、「ご祝意を賜りました多くの皆様、有難うございました!」と締めくくっている。
これに対し、SNS上では、「素晴らしかったです!」「所信表明を聞いて拍手しました」などと評価する声が寄せられた。そのほか、「ヤジに負けるな」「うるさい野次に負けずに頑張ってください!」「悪質なヤジにも負けずかっこよかったです」などの声も上がっている。
高市氏は所信表明のポストに続いて、就任祝いをポストした各国の首脳のポストを次々と引用リポスト。お礼の言葉を発信している。