【ドジャース】山本由伸は「第3戦につながるヒント示した」、識者が指摘する完投の「意義」...「ブルージェイズ打線の抑え方が分かった」

    プロ野球日本ハム、ダイエーなどで投手としてプレーした野球解説者・武田一浩氏(60)が、2025年10月26日にユーチューブを更新し、ワールドシリーズ(WS)で山本由伸投手(ドジャース、27)が完投した「意義」について解説した。

  • 山本由伸投手(ドジャースインスタグラムより)
    山本由伸投手(ドジャースインスタグラムより)
  • 山本由伸投手(ドジャースインスタグラムより)

「ホームランで決まるのではないかと思った」

    WS初戦を落としたロサンゼルス・ドジャースは26日、敵地ロジャース・センターでトロント・ブルージェイズと対戦し、5-1で快勝した。これで1勝1敗のタイとした。

    先発・山本は初回から3回までランナーを背負う苦しい立ち上がりだった。3回には死球からヒットを許し、1死1、3塁から犠牲フライで1点を許した。1-1の同点に追いつかれた4回以降は、ほぼ完ぺきな投球で9回を投げ切った。

    打者32人に対して105球、4安打8奪三振1失点(自責1)。15日のリーグ優勝決定シリーズのミルウォーキー・ブリュワーズ戦に続き、2試合連続の完投勝利を飾った。

    ダイエー時代の1998年にパ・リーグ最多勝のタイトルを獲得した経験を持つ武田氏。現役引退後は、NHKで大リーグ中継の解説者として活躍している。

    武田氏は、山本の投球について「カーブの使い方が上手だったから、3試合目につながるような、ブルージェイズ打線を抑えるヒントが出た」とし、第2戦の両軍先発の山本と、ケビン・ガウスマン投手(34)の投球内容に言及した。

    「2人とも良かった。立ち上がりにガウスマンが点を取られたが、山本も途中で点を取られた。2人とも大量点を取られるようなピッチングにならなかったので、多分、こういう試合になっていくんだろうなと思ったら、そうなった。2人ともボールが低かったし、ホームランで決まるのではないかと思った」

    第2戦は6回まで両先発の投げ合いになり、7回にドジャースが、ウィル・スミス捕手(30)と、マックス・マンシー内野手(35)の本塁打で逆転に成功した。8回には相手投手の暴投などで2点を追加し、試合を決定付けた。

「ゲレーロジュニアを抑えたのが大きかった」

    武田氏は「(山本は)強かったというか、良いピッチングだった」と改めて振り返り、「配球も良かった。カーブをどうやって使えば、ブルージェイズ打線を抑えられるか分かったと思う。立ち上がりはあんなもの。手探りで投げるから、ああいう(ヒットを打たれる)こともある。完璧にはなかなか抑えられない。今日は配球が絶妙だった」と評した。

    そして、第2戦のポイントとして、初回の山本の投球を挙げた。

    山本は先頭ョージ・スプリンガー外野手(36)にいきなり2塁打を許し、続くネーサン・ルークス外野手(31)を詰まらせながらもレフト前に運ばれ無死1、3塁のピンチに。ここで迎えたのは、主砲ウラジーミル・ゲレーロジュニア内野手(26)だ。

    ポストシーズン絶好調のゲレーロジュニア。山本はスプリットを多用し、最後は129キロのカーブで空振り三振に仕留めた。

    武田氏は初回を振り返り、「これが大きかった。(ゲレーロジュニアは)中心選手なので、ああいう抑えられ方をすると、周りのベンチメンバーに影響する。良い抑え方をしたので、みんなが狂っていった」と分析した。

    WS1勝1敗のタイとしてチームは、トロントからロサンゼルスに舞台を移し、28日(日本時間)に本拠地ドジャー・スタジアムで第3戦に臨む。ドジャースはタイラー・グラスノー投手(32)が先発のマウンドに上がる。

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