群馬県の山本一太知事が2025年10月27日にブログを更新し、市の男性職員とラブホテルで密会していたことが問題となっている同県前橋市の小川晶市長を擁護する理論を批判した。「大多数の前橋市民は『不信感』を抱いている」9月24日に「NEWSポストセブン」に既婚の男性職員と複数回に渡ってラブホテルを訪れていたことが報じられた小川市長。小川市長は「仕事に関する相談や打合せに乗ってもらっていた」と主張し、給与を50%カットした上で続投することを表明している。一方、山本知事はブログで、「自分の感覚から言って、大多数の前橋市民は、今回の小川市長の行動とその後の対応に『不信感』を抱いている」と指摘。また、「実際に世論調査をすれば、『このままの状況で市長職を続けて欲しい!』という意見は、恐らくごく一部だ」と予想した。山本知事は、「対して、『前橋市政の機能不全を回復させるために、いったん市長職を退き、出直し選挙をするべきだ!』という見方のほうが、ずっと多いと確信している」と、多く人が小川市長の退任を求めているとした上で、「小川市長を擁護し、『出直し選挙なき続投』を狙っている人たちの立場(視点)から、改めて彼らの『思考回路』を分析してみよう」とつづった。「この1ヶ月間は、小川市長にとって『自らの潔白』を訴える絶好の機会」山本知事によると、小川市長の取り巻きがやってきたこと、これからもやり続けようとすることは6つの点に集約されるとしている。訴訟のリスクを封じ込めていること、市議会が不信任決議を可決しないよう働きかけていること、山本知事の発言の影響力を無効化しようとしていることなどをしていると指摘。さらに、「万一出直し選挙が行われ、今の市長が代わったら、古い前橋に戻ってしまう!」というメッセージを市民の間で拡散しようとしているほか、「最初から小川市長を失脚させる自民党系の人々の組織的な陰謀があった!」「そもそも、市長が不適切な行動をしていることを見つけたほうが悪い。プライバシーの侵害だ!」といった主張を繰り返しているとした。また、山本知事の情報によると、小川市長は市内の会合に出席し始めているとのこと。「主催者側には、『市長が急に現れた』ことに困惑するひともいると聞いた」と明かしつつ、「議会が開かれていないこの1ヶ月間は、小川市長にとって『自らの潔白』を訴える絶好の機会になる。ここからは、大規模なイベント等にも、積極的に顔を出すつもりなのではないか?!」と予想していた。山本知事は、自身が分析した小川市長擁護派の行動について、「前橋市民の皆さん、思い当たることがありませんか?!」と呼びかけていた。
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