韓国メディアが、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する韓国出身キム・ヘソン内野手(26)の現状を悲観的に報じた。大谷は4打数4安打2本塁打3打点の大活躍ドジャースは2025年10月28日(日本時間)、本拠地ドジャー・スタジアムでワールドシリーズ(WS)第3戦を行い、トロント・ブルージェイズに延長18回サヨナラ勝ちした。試合は2回にドジャースが、テオスカー・ヘルナンデス外野手(33)のソロ本塁打で1点を先制。3回には、大谷翔平選手(31)にソロ本塁打が飛び出した。4回に4点を失いリードを奪われるも、5回に同点に追いついた。6回に再び1点をリードされるも、その裏に大谷のソロ本塁打で同点とした。8回以降、両軍得点はなく延長17回までゼロが続いた。試合が動いたのは延長18回。先頭打者フレディ・フリーマン内野手(36)が、センター方向にサヨナラ弾を放ち試合を決めた。試合は6時間を超える死闘となった。大谷は「1番・DH」でスタメン出場し、4打数4安打2本塁打3打点の大活躍。延長戦に入ってから4連続申告敬遠で、延長17回の打席はストレートの四球だった。WS第3戦は両軍、選手を総動員しての死闘となったが、キムに出場機会は巡ってこなかった。韓国メディア「スターニュース」(ウェブ版)は「18回の『死闘』勝者はドジャース、ブルージェイズを破り2勝1敗...キム・ヘソンまた欠場」とのタイトルで、キムの現状を悲観的に報じた。「キム・ヘソンを一体、いつ使うつもり?」「スポーツ韓国」(ウェブ版)は、「打率8割3分でも使うパヘス、キム・ヘソンは18回まで行っても使う気なし」とのタイトルで記事を展開した。記事では「この日の試合はなんと延長18回まで行ったにもかかわらず、キム・ヘソンは結局、起用されなかった。おそらくそれだけキム・ヘソンを信頼していない冷厳な現実でもある」と冷静に分析した。「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は、デーブ・ロバーツ監督(53)の采配に関して「こんなことならなぜ選んだのか?キム・ヘソンを一体、いつ使うつもり?」と疑問を投げかけつつ、「先発野手の交代は、13回裏に2度、代打を出しただけだった。しかし、ロバーツ監督はチームを勝利に導き、自身の選択が正しかったことを証明した」と指揮官の手腕を認めた。チームはこれでWS2勝1敗とした。本拠地ドジャー・スタジアムで迎える第4戦は、大谷が先発のマウンドに上がる。完全復活を遂げた二刀流のパフォーマンスに注目が集まる。
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