茂木敏充外務大臣が2025年10月28日、自民党広報本部長の鈴木貴子衆院議員による「業務連絡」への反応をXに投稿し、ネットの注目を集めている。「外務省さん、コロコロは持っていかれてますか?」発端となったのは、26日の鈴木氏のポストだった。同日外務省公式Xは、茂木氏がASEAN関連首脳会議に向けてマレーシアに到着したことを報告した。鈴木氏はこの投稿を引用し、「外務省さん、コロコロは持っていかれてますか? お手数かけますが、よろしくお願いします」とお辞儀をする絵文字を添えた。ハッシュタグでも「#スプレー式の整髪料をちょいちょい空港で没収されてます #手荷物でもokなワックス持っていくように伝えました」と伝えている。高市早苗総裁のもとで広報本部長に起用された鈴木氏は茂木氏の側近として知られ、茂木氏から「妹分」と呼ばれる存在。総裁選では茂木陣営の幹部として奔走した。複数報道によると、広報本部長への登用は高市氏のたっての願いだったという。高市氏は鈴木氏について、「細やかに、背広の埃がついてないか、それを取るコロコロまで持って歩いていた。飛行機に乗ってわずか1時間の移動でも、(茂木氏のために)セーターを出したり、(移動が)終わったら背広を着せたり、いろいろなことをしていた」などと語っていた。「愛が伝わりますね 楽しすぎる」茂木氏は28日、鈴木氏による投稿を引用し「バタバタしていて、反応が遅れました。コロコロはしっかり引き継がれていましたよ」と報告。「いつの間に渡したのかと驚いていました」とつづった。鈴木氏は茂木氏の投稿を受け、「速報BreakingNews」と反応。「コロコロが#茂木マニュアルに追記へ」とした。「#ある意味わたし歴史に残る仕事を遺したかもしれない」と自画自賛し、「#血行良くなるくらいゴリゴリとコロコロしてあげて下さい」と"コツ"を明かした。茂木氏と鈴木氏の師弟愛あふれるやり取りに、SNSでは「貴子広報本部長が#茂木敏充外務大臣のポストしてる時は、愛が伝わりますね 楽しすぎる」「コロコロはマッサージ器も兼ねているんですね 会談でのボスの男泣きにグッときました」などほっこりしたとの声が相次いだ。鈴木氏は広報本部長への就任後、党内の会見内容の文字起こしを公開するなど、「一次情報で読み解く自民党」との活動に注力している。このほか、Xでもさまざまな角度から議員らに関する情報をポストし、たびたび注目を集めている。こうした活動について、「現職議員さんのポストとは思えない。SNS慣れしすぎている(誉めています)。こんな広報本部長さん、一般企業にもいないと思う」「というか、鈴木さんいつ寝てるんですか? いろいろと、超速ポストたのしすぎます」とする声も上がっている。
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