岩手大、2日連続「クマ出没」で休講→再開へ 建物内の学生「車で移動」、自動ドアは手動に...大学が明かした一部始終

「記録が残っている範囲で」過去に出没情報なし

   これまでの対応は「学生の安全確保のため、10/28(火)午後、10/29(水)終日休講とし、大学構内への学生立ち入りを制限しております」と振り返り、下記のようにも説明した。

「建物に取り残された学生については、安全な場所まで車で移動させるとともに、自動ドアを手動に切り替える、外部に通じる門を閉門するなどの対応を行いました」

   今回の事案は「近隣で目撃証言が相次いでおりますので、今後も学生の安全を第一に考え、対応していきたい」と受け止め、休講となった講義に関しては「補講等の対応は検討中」とした。なお、広報室によると「記録が残っている範囲で、学内にクマが出没したという情報はございません」とのことだ。

   市は29日17時過ぎにXで、岩手大学に出たクマは、新たな目撃情報がなく、敷地内を捜索した結果見つからなかったため「通常の監視体制」に移行すると伝えた。

   その後、岩手大学は「市役所・大学職員による構内巡視や目撃情報などを総合的に判断した結果、現在、熊は大学構内から離れた可能性が高い」とし、30日から授業を再開すると発表している。

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