元TOKIOの国分太一さんが「コンプライアンス違反」を理由に4か月の活動休止から一転、2025年10月23日、日本弁護士連合会に人権救済申し立てを行った。そもそも彼はどんな人物なのか? これまで積み重ねてきた評判は――。出演番組での振る舞いたとえばこんなことがあった。2019年3月2日、TBSラジオの『土曜朝6時 木梨の会。』に出演していた古谷有美アナが生放送に寝坊したことが話題となった。その2日後、国分さんが務めていたワイドショー『ビビット』(TBS系)で、彼は「今日は起きれたんですね」とイジっていた。だが、約3週間後の20日の同番組でも、ファッションコーディネート企画で古谷アナのビフォーアフターの写真を見た国分さんが、ビフォーの1枚に「寝坊しそう」、アフターのほうに「寝坊しなさそう」と指差しながら再びイジっていた。国分さんはかつて『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の「ゴチになります!」にレギュラー出演していたが、2014年12月、ゲストの坂上忍さんが他の出演者の料理の値段を個人的に予想し始めると、国分さんは「ごめんなさい、(坂上に)聞いてないです」と冷たく突っぱねた。この上から目線の態度に、坂上さんも「前からそう思ってたけど、あんたホント性格悪いよな」と辛辣に評価した。かつての仲間である松岡昌宏さんも、北海道から上京し、STARTOENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)の合宿所で国分さんと初対面した際、彼は後輩の松岡さんのことを気にも留めず、テレビゲームに夢中。しばらくして名前を聞かれ、「松岡です」と答えると、「名前、覚えてあげるよ」と、「先輩ぶる」態度を経験していたという。松岡さんは国分さんについて「(入所当初と比べて)世の中で一番角が取れた人」と評していたが、その根底には、今回のコンプライアンス違反に通じる何かが残されていたのだろうか。彼の好感度は『ザ!鉄腕!DASH!!』で支えられていたところがある。他の番組では、先のように野心的でやや配慮に欠ける本性も見られていたからだ。とはいえ、その『鉄腕DASH』でも、他の担当番組との兼ね合いがあったとはいえ、毎週のように出演していた城島茂さん、かつての山口達也さんとは比較にならないほど登板回数は少なく、割と距離が置かれていたようにさえ思う。だが今回、複数の「コンプラ違反」を理由に、当の『鉄腕DASH』から降板させられたとなれば、寄る辺もない。(川瀬孝雄)
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