実感なき好景気はいつまで続くのか
そして、好景気が実感できない最大の理由が、従業員の賃金がアップしないことだ。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」(2025年6月)によると、実質賃金は前年同月比−0.8%と、6か月連続でマイナスを示している。
内部留保から見て、企業は一定の利益を上げていても、そのお金が一般家計には回っていない。
もしAI活用が雇用調整や固定費削減の手段にとどまるなら、本末転倒である。
日経平均5万円台の好況は、生活者には少しも実感できていない。実感なき好景気の行方が、いま問われている。