街中を走ってもスポーツ気分を味わえる
もちろんサーキットなど走らなくとも、スポーツカーで走ること自体が楽しい。ブリヂストンのPOTENZA(ポテンザ)、ヨコハマのADVAN(アドバン)のようなハイグリップタイヤを履き、ゆっくり交差点を曲がるだけでも楽しい。
タイヤのグリップの変化を、ステアリングホイールを通して手のひらに感じる。マニュアルミッションでヒール&トウを駆使してシフトダウンを決め、交差点を曲がれば、スロースピードでも、ちょっとしたスポーツ気分になる。
先日、筆者は全日本スーパーフォーミュラ選手権第10戦の取材で富士スピードウェイに出かけた。あいにく濃霧のため、第10戦の決勝は中止となったが、観戦に訪れたファンのクルマを駐車場で眺めるのは楽しかった。ミニバンやSUVが多い。しかし、トヨタGR86、日産GT-R、フェアレディZ、ホンダシビック・タイプR、スバルWRX、BRZ、マツダロードスターなど多くのスポーツカーが駐車場を占拠していた。懐かしい三菱ランサーエボリューションのラリーカーの姿もあった。