韓国メディア「スターニュース」(ウェブ版)が2025年11月4日、今シーズン大リーグのアトランタ・ブレーブスでプレーした韓国出身キム・ハソン内野手(30)の特集記事を組み、1億ドルの大型契約に期待を寄せた。今季は48試合に出場して打率.234、5本塁打、17打点キムは、20年オフに、韓国プロ野球(KBO)リーグのキウム・ヒーローズからポスティングシステムを利用してサンディエゴ・パドレスに入団。23年には、アジア出身内野手として初となるゴールドグラブ賞(ユーティリティ部門)に輝いた。25年2月にタンパベイ・レイズと2年総額2900万ドル(約42億円)の契約を結んだ。今シーズンは、24年に負傷した右肩の影響で出遅れ、7月4日に大リーグに復帰。そして、9月1日にウェーバーにかけられブレーブスに移籍した。今シーズン、レイズとブレーブスの2球団でプレーし、計48試合に出場して打率.234、5本塁打、17打点を記録した。韓国メディアによると、キムは来シーズン、1600万ドル(約24億円)の契約を残しているが、契約に盛り込まれているオプトアウト権(複数年契約の途中で選手が契約を見直したり破棄したりできる権利)を行使したようだ。敏腕代理人スコット・ボラス氏に期待他球団への移籍の可能性が出てきたキムに対し、「スターニュース」は「キム・ハソン『夢の1億ドル』が見えた、FA再挑戦を選択、『最高の遊撃手』と評価される可能性」とのタイトルで記事を展開した。記事では「キム・ハソンが1年ぶりに再びフリーエージェントとして市場に出た。遊撃手不足の現状の中、1億ドル(約153億円)以上の大型契約を結べるだろうか」とし、こう続けた。「MLB公式サイトは、『キム・ハソンは今回のFA市場で最も優秀な遊撃手として評価される可能性がある』とし、『年平均2000万ドル以上の複数年契約も締結できるだろう』と予想した。契約期間を5年以上とすれば、1億ドル以上の契約が可能だという意味だ。彼の背後には『スーパーエージェント』スコット・ボラスがいる。健在ぶりを示した後のFAであるため、より良い条件を引き出せると見られる」同メディアが「スーパーエージェント」と評したスコット・ボラス氏(73)は、敏腕代理人として知られ、これまで多くの大型契約をまとめてきた。果たしてキムは大型契約を勝ち取ることができるのか。今オフのFA市場に注目が集まる。
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