予想されていた通り、ドジャースの大谷翔平選手が米大リーグのシルバースラッガー賞に選出された。そのシーズンに優れた打撃成績を残した選手をポジションごとに選ぶもので、大谷選手はDH部門での選出となった。受賞は3年連続4度目。大谷選手の打率は.282、ホームランはリーグ2位の55本、102打点、146得点、長打率.622で、OPS(打撃貢献度)1.014はリーグトップだった。まだ取っていない賞、記録は少なくなってきた選出されることを見越していたスポーツプロデューサーの長嶋一茂さんは、2025年11月7日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で、「リハビリシーズンでこの活躍ですからね」と喜んでいた。「大谷選手はチームが勝つことだけを念頭に置いてプレーしてきているので、こういう賞も結果なのかもしれないという部分は、僕は感じますけどね」と、選ばれて当然という。そして、まだ取っていない賞とか記録はもう2つか3つしかなく、それがまた1つ消えたということで、「このままずっと(賞や記録を)取り続けることで、それがまた新しい勲章となって、前代未聞をただ突っ走る。そういう状況になるんです」と話した。抑えながらでこの賞だからすごい今シーズンも、これから「サイ・ヤング賞」(最優秀投手)、「オールMLBチーム」(ポジション別最優秀選手)、ハンク・アーロン賞」(最優秀打者)、「エドガー・マルティネス賞」(最優秀指名打者)、「MVP」(最優秀選手)の選出があり、大谷選手はその多くで有力視されている。一茂さんはそれが何よりすごいという。「ピッチャーとしてもリハビリイヤーだし、左肩を手術してるから野手としてもリハビリイヤーだったんですよ。つまり、抑えながら(のシーズン)でこの成績」と指摘した。「そう。それでもMVP取っちゃうということになると、これはもうずっといくね」とレギュラーコメンテーターの玉川徹さんも期待する。MVPの発表は11月14日。(シニアエディター関口一喜)
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