プロ野球日本ハム、ダイエーで投手としてプレーした野球解説者の武田一浩氏(60)が、2025年11月9日にユーチューブを更新し、大リーグのロサンゼルス・ドジャースの補強ポイントを独自分析した。「補強ポイントは先発ピッチャー1人と、サード、外野、中継ぎ」ドジャースは今シーズン、ナ・リーグ西地区優勝を果たした。ポストシーズンでは各シリーズを勝ち上がり、ワールドシリーズ(WS)ではトロント・ブルージェイズを4勝3敗で下し、WS2連覇を飾った。二刀流の大谷翔平選手(31)をはじめとするスーパースターが集うドジャース。来シーズンは、00年ニューヨーク・ヤンキース以来のWS3連覇を目指す。今オフ、最強軍団はいかなる戦力補強を行うのか。NHK大リーグ中継で解説を務める武田氏は、「大谷が(ドジャースに)入った理由は、『毎年優勝ができるように』ということ。そういうのに沿っていくと、補強ポイントは決まっている」とし、自身の見解を示した。「外野、サード、中継ぎ、抑え。ここが1番大事なわけで、先発の(クレイトン)カーショーが(今季限りで引退して)いないので、もうひとり誰かとなる。補強ポイントは先発ピッチャー1人と、サード、外野、中継ぎ」武田氏は、シカゴ・カブスからフリーエージェント(FA)となった今永昇太投手(32)について「ドジャースの可能性はある」とし、こう続けた。「今永加入なら佐々木はもう1年くらいセットアップとか抑え」「来季は先発が4人いて、そこに(エメ)シーハン、佐々木(朗希)で。例えば、これで今永を取るとなるとどうなるんだろう。(佐々木は)もう1年くらいセットアップとか抑えとか。抑えはシーズンを通しては厳しいかもしれないので、セットアップで良くなっていくみたいな。先発で使いたいのだろうけど、シーズンが始まって中継ぎをやるのならば、中継ぎだと思うが、そこのところは分からない」今永は23年オフにDeNAからポスティングシステムを利用してカブスに入団した。米メディアの報道によると、4年5300万ドル(約78億円)の契約で、契約には複数のオプション条項が含まれているという。大リーグ1年目の24年は、29試合に登板して15勝3敗、防御率2.91。2年の今シーズンは、25試合に登板して9勝8敗、防御率3.73だった。貴重な先発左腕について、武田氏は「いろいろなところから(オファーが)来るのではないか」とした上で、次のように持論を展開した。「パドレスは、ダルビッシュが(来季)投げられないからパドレスがありそうだなと。でも、投げられるならドジャースに行った方がいい。環境的には西の方がいい。北の方は寒いけど、サンディエゴとかロスは暖かい。故障の心配が東よりは減る。そうするとドジャースに来そうな気がする。取るんじゃない?」昨オフに続く大型補強はあるのか。今オフのドジャースから目が離せない。
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