クマ駆除に警察官のライフル銃使用を認める 北海道猟友会長は「大歓迎」それでも残る不安のわけ

ほとんどの警官は山に行った経験はない

   50年以上のハンター歴を持つ北海道猟友会長の堀江篤さんはクマ駆除への警察官参入は大歓迎だという。「国民の生命財産を守るのはやはり警察、自衛隊。国が守るべきだと声を大にして言って来た」

   そのうえで「ただし」と付け加えた。

「疑問はたくさんある。どういうライフル銃なのか、どのような口径なのか。クマを撃った経験のある警察官はいるかもしれないが、ほとんどの警察官は(クマに)発砲していないし、山にも行っていない。いろんなことを考えるとまだまだ訓練が必要で、ひと月やふた月、それ以上かかると思います」

   まさか警察官や自衛隊がクマにも向き合わなければならない日が来るとは、思わなかっただろう。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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