中国総領事・斬首投稿問題で与野党から厳しい声 「ペルソナ・ノン・グラータ」言及続々

「とんでもない暴言。こんな総領事は日本に必要ない」

   野党からも、厳しい反応が相次いでいる。

   立憲民主党の泉健太前代表は10日、自身のXを更新し「とんでもない暴言。こんな総領事は日本に必要ない。政府は早期にペルソナノングラータで中国に帰任させよ」とした。

   公明党の斉藤鉄夫代表は、11日にXで「中国総領事による一連の発言は、極めて遺憾です」と主張。

   「外交官としてあるまじき言動であり、党代表として強く抗議します」とし、「日本政府として、厳重に抗議したことは当然の対応です」との見解を示した。

   国民民主党の玉木雄一郎代表は、11日の会見で言及。

   「彼(薛氏)とは長い付き合いでもあるんですけど、ひどいですね」とした上で、「昔はね、ああいう感じの人じゃなかったんですけど」と振り返った。

   薛氏のスタンスについては「いわゆる『戦狼外交』ということを、あえて意図的にやっているのでは」とし、「だから過剰に反応する、反応することも含めて、向こうの戦略に乗ることは控えるべき」だとした。

   その上で、今回の投稿については「場合によってはペルソナ・ノン・グラータに当たる。職業外交官として、公館の長としては極めて不適切」との見方を示し、「今回の発言は度を越している」としている。

   立憲・野田佳彦代表は同日放送の報道番組「BSフジLIVE プライムニュース」(BSフジ)に出演し、小林氏の発言に「気持ちはわかる」とコメントした。

   一方で、「でも党の重たい役を担っている人としては、一方でそろそろ火消しに当たっていく構えに持って行かないと」と発言。「厳しく抗議はしないといけないと思う」とした上で、「ペルソナ・ノン・グラータまでいくと、よりエスカレートしていく可能性があると思う」と慎重な対応を求めた。

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