韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)は2025年11月11日、今オフ大リーグに挑戦する西武・今井達也投手(27)の特集記事を組み、8年290億円規模の大型契約が見込まれると報じた。「なんと8年2760億ウォン(約290億円)の超大型契約の見通し」今井は今オフ、ポスティングシステムを利用して大リーグに挑戦する。投球スタイルや、これまでの実績から大リーグ球団の評価は高く、米メディアによると、複数球団による争奪戦、複数年の大型契約が予想されている。作新学院高校出身の今井は、16年ドラフト会議で西武に1位指名され入団。西武一筋でプレーし、8年通算56勝をマークした。23年から3年連続で10勝を挙げ、日本を代表する投手に成長した。近年、大リーグで日本人投手が活躍していることもあり、NPBの日本人投手の評価は上がっているという。今井を「第2の山本由伸」と評する米メディアもみられ、今井の「市場価値」は急上昇している。野球人気の高い韓国でも今井の去就は注目されている。地元メディア「OSEN」は、「韓国相手に敗戦しかけた日本の投手、MLBポスティング確定...なんと8年2760億ウォンの超大型契約の見通し」とのタイトルで記事を展開した。同メディアは、23年10月に東京ドームで開催された第2回アジアチャンピオンシップに触れ、当時の今井の投球に言及した。「『スーパーエージェント』スコット・ボラスが後ろ盾」今井はオーバーエイジ枠で日本代表に選手され、韓国との決勝戦に先発した。0-0の同点で迎えた3回、四球と失策でピンチとなり、韓国4番に2点タイムリーを許した。結局、今井は4回を投げ5安打2四球2失点だった。試合は日本が6回に2-2の同点に追いつき延長タイブレークへ。延長10回表に1点を失うも、その裏に2点を入れ、4-3のサヨナラ勝利を飾った。「OSEN」は、当時の今井について「投球内容は決して良くなかった」と評し、こう続けた。「今井はその後、2年連続で成績を向上させた。米国メディアでは今井に対する評価が高い。第2の山本由伸とされる中、『スーパーエージェント』スコット・ボラスを後ろ盾に大型契約の可能性が浮上している。米メディア『ザ・アスレティック』は8年総額1億9000万ドルの大型契約を予想。『ESPN』は、今オフシーズンのFAランキングで今井を5位にランク付けし、6年総額1億3500万ドルの契約を結ぶと予測した」今井の代理人は、米大手エージェント「ボラス・コーポレーション」のスコット・ボラス氏が務める。ボラス氏は敏腕代理人として知られ、これまで数多くの大型契約を成立させてきた。スポーツ紙の報道によると、ボラス氏は13日に報道陣に対応し、20日(日本時間)にポスティングシステム申請の手続きを行うと明かしたという。交渉期間は45日間で、締切は26年1月3日午前7時(日本時間)まで。
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