FA宣言のソフトバンク・東浜巨、争奪戦へ セ・リーグ向きの投球スタイル...オファーありうる球団は

実績十分の東浜、先発陣を強化したい球団は

   今季最下位に低迷したヤクルトは、2ケタ勝利&規定投球回数をクリアした投手が2年連続でゼロ。チーム防御率3.59はリーグワーストだった。奥川恭伸が4勝、高橋奎二が3勝と伸び悩み、先発の柱になる投手が欲しい。実績十分の東浜は獲得に乗り出す価値が十分にある投手だ。また、DeNAも先発の柱だったケイ、ジャクソンの去就が不透明で、バウアーの退団も決定的となっている。V奪回に向けて先発陣の強化が大きなポイントだ。

   巨人は今オフにFA権を行使した松本剛(日本ハム)、則本昂大(楽天)の獲得に乗り出していることがスポーツ紙で報じられた。FAでBランク以上の選手は2人以内しか獲得できないが、則本はNPBだけでなくメジャー挑戦を視野に入れている。先発候補として東浜の獲得に向けて調査する可能性が考えられる。

   ソフトバンクは宣言残留を認めているが、獲得のオファーが来れば他球団移籍が現実的な選択肢になる。35歳右腕が野球人生の岐路で下す決断は――。

(中町顕吾)

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