台湾の4大新聞のひとつ・自由時報が、中国政府による「画像ミーム」の解説記事が、SNS上で注目を集めている。警告画像を「大判焼外交部ジェネレーター」でパロディ中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事による過激なX投稿を発端に日中間の緊張感が高まる中、SNSでは中国政府による日本を批判する投稿を日本のユーザーが「パロディ」化して応戦するなど、空中戦が続いている。中国国防省報道官や中国外務省報道官は、SNSで日本語の「警告」文章を発信。人民解放軍の公式Xは青い背景に白文字のフォーマット、中国外務省報道官(CHINAMFASpokesperson)公式Xは赤と黒のグラデーション背景に、白とオレンジ色の文字を組み合わせたフォーマットを使用し、強い言葉で主張を続けている。一方で、日本のユーザーらはこれを「パロディ」化し応酬。近代地歴の解説動画を投稿しているYoutuber・破綻国家研究所さんが2025年11月15日に「例のアレ、ジェネレーターを作ってみた」として「大判焼外交部ジェネレーター」を公開すると、さらにこの流れは活発になった。誰でも簡単に「中国外交部報道官風」の画像を生成できるとして、複数のユーザーらが「ネタ投稿」を行っている。「中国人は 路上うんこするが...」SNSでは、一連の流れを特集した台湾の大手紙・自由時報が16日に公開した「無視恐嚇! 中國外交部戰狼圖?被台日網友瘋玩成『反共迷因』(脅迫を無視! 中国外務省の戦狼カードが台湾・日本のネットユーザーに狂ったように『反共ミーム』として拡散される)」との記事が注目を集めた。中国の攻撃的な外交スタイル「戦狼外交」をものともしない日本のSNSユーザーの姿勢を面白おかしく解説したもので、Xで拡散されているネタ投稿を例に挙げ、「現在、台湾と日本のネットユーザーの間で、中国外務省の画像フォーマットを用いた、ユーモアたっぷりで爆笑必至の『反共ミーム』を制作する動きが広がっている」などと説明した。記事のトップ画像に使われていたのは、いずれもXで拡散されていた青い背景の「中国人は 路上うんこするが 台湾人は 路上うんこしない そこだけ見ても 同じ国ではない」、赤い背景の「114514」の2種類だ。台湾のユーザーらもこの大喜利ブームに参加しており、台湾や中国でも馴染み深いネットミームについて触れる投稿も多いと伝えている。「これは分かっててやってる確信犯ですよwww」大手紙が「うんこ」ワードやネットミームを取り上げたことについて、SNSでは驚きと笑いが広がった。「日本人の性で漢字たくさん使ってなんか書いてあるとすんごい(迫真)って感じがして内容が実に下らなくてもなんかおもろいんだよな」「これは分かっててやってる確信犯ですよwww このライターはエゴサしてニンマリしてると思う」「日本語が読めない読者にも『なんだかよくわからんが日本人にネタにされているらしい』と直感させられるから便利なんだよな、この東アジア共通言語」見出しとトップ画像のスクリーンショットを添え、「新聞社がミーム解説するのはまあそういう事もあるよねってなるけどもうちょっとマシな画像選べたやろ」とツッコミを入れた投稿には2.4万「いいね」が寄せられるなど、大きく拡散されている。
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