JR山手線・池袋駅の駅名標が、2025年11月14日から「池袋(ビックカメラ前)」に変更された。この日、家電量販店・ビックカメラが池袋にある3店舗をリニューアルオープンしたことを記念したもので、24年3月の発車メロディー変更に続く取り組みだ。こうした取り組みはJR神田駅でも行われており、23年10月から「JR神田駅(アース製薬本社前)」に変更されている。JR東日本コーポレート・コミュニケーション部門によると、今後も他の駅で同様の取り組みを予定。「池袋(ビックカメラ前)」は変更期間が決まっている「池袋(ビックカメラ前)」になったのは、山手線ホーム上の駅名標。ビックカメラ広報担当によると、変更期間は決まっているものの、非公表としている。JR山手線・池袋駅の発車メロディーは24年3月から「ビックカメラのテーマソング」に変更されている。広報担当によれば、このテーマソングが採用された際に、駅名標の変更についての計画も進めていた。今回の変更には次のような効果を期待しているという。「池袋は当社創業の地となり、特別な縁がある場所と考えております。池袋駅ご利用の皆さまに新しい駅名標に親しみを感じていただけますと幸いです。今後も池袋の街の発展に寄与できる様な取り組みを行ってまいります」JR東日本は23年10月からJR神田駅の駅名標も変更し、同駅の山手線の発車メロディーについても、アース製薬の商品「モンダミン」のCMソングメロディーに変えた。28年9月30日までの5年間を予定しているという。広告企画の一環で「駅と街を繋ぎ、街との一体感や賑わいなどを創出」期待こうした取り組みは、JR東日本側にはどのような狙いがあるのか。同社のコーポレート・コミュニケーション部門は、つぎのように説明している。「駅案内標等への名称等の追記は、ホームから改札へと連動性を持たせた展開を行う広告企画の一部でございますが、駅とゆかりのある企業様へ出稿いただくことで駅と街を繋ぎ、街との一体感や賑わいなどを創出することに当社として期待しております。JR神田駅も同様となります」同部門によれば、25年11月の時点で池袋駅・神田駅以外で企業名が入った駅名標はないという。だが、同様の取り組みを今後も予定していると明かした。
記事に戻る