HKT48で「次世代エース」の筆頭格として知られ、2023年にグループを卒業した渡部愛加里さん(21)が、初の写真集「シアワセ」(宝島社)出版で芸能活動に復帰した。25年11月22日に都内でイベントを開き、報道陣の取材に応じた。写真集はHKT48時代に5年間過ごした福岡で撮影。渡部さんにとって福岡は「やっぱり暮らしやすかった」という。お気に入りのカットには、九州最大の歓楽街・中洲(福岡市博多区)を歩くひとコマを挙げた。グループ在籍時は「あまり出かけるような街でもなかった」といい、「年を重ねたんだと思いました」と感慨深げに話していた。「人もめちゃくちゃ多いわけじゃないけど、少ないわけでもなくて」渡部さんは神奈川県出身。18年1月に「第3回AKB48グループドラフト会議」でHKT48に指名され、グループに加入した。4作連続でシングル表題曲の選抜メンバーに選ばれるなど主要メンバーのひとりとして活躍していたが、23年3月にグループを卒業。その後、専門学校で服飾を学び、25年春に卒業していた。就職はせずに、この写真集で芸能活動に復帰した。今後はモデルやラジオの仕事など「いろいろなことに挑戦してみたい」と意気込んだ。写真集は全編福岡ロケ。渡部さんにとって福岡は「暮らしやすい」街だったそうだ。「人もめちゃくちゃ多いわけじゃないけど、少ないわけでもなくて、なんかちょうどいい。それこそ空港から都心部までめちゃくちゃ近かったり、買い物や遊びに行くような場所がぎゅっと固まっていたのが、個人的には、すごく暮らしやすかった」糸島(糸島市)の海や、行楽地の能古島(福岡市西区)などで撮影。プライベートで海に行く機会はなかったといい、撮影で行けたことが「すごく思い出に残っている」という。グループ在籍時に中洲に行く機会は「多分、博多座かアンパンマンミュージアム」中洲の屋台でラーメンを食べたり、お酒を飲んだりもした。お気に入りのカットに選んだのは、その後、中洲の街を歩くシーンだ。渡部さんにとって中洲の街は「そもそも私が在籍していた時は18歳で未成年だったので、あまり出かけるような街でもなかった」。中洲に行く機会は、「多分、博多座かアンパンマンミュージアムしかなかった」といい、今回の撮影を通じで「そういう街を歩いていて、年を重ねたんだと思いました」と話した。ランジェリーや水着にも初挑戦。HKT48で先輩だった武田智加さん(22、23年卒業)は、写真集を見て「ため息を『はあ~』とついたり、『これはいつもの愛加里ちゃんだ』『ええっ!こんなのダメだよ!』」と反応し、「すごく情緒、起伏が激しかった」という。渡部さんは「多分、そういう反応をするファンの方も多いのでは」と予想していた。(J-CASTニュース編集委員兼副編集長工藤博司)
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