「日本人の弱点をついてきた」? コワモテ中国大使館、2か月半ぶりに「猫」投稿

   在京中国大使館の公式Xアカウントが2025年11月25日、「猫」の写真を投稿した。

   日中関係に緊張が走る中での「ほっこり」ポストに、ネット民からの注目が集まっている。

  • 9月15日には「猫動画」。猫の投稿は2か月半ぶりだ
    9月15日には「猫動画」。猫の投稿は2か月半ぶりだ
  • 在京中国大使館のXに猫が4匹登場。普段の投稿とのギャップに驚く声が相次いでいる
    在京中国大使館のXに猫が4匹登場。普段の投稿とのギャップに驚く声が相次いでいる
  • 9月15日には「猫動画」。猫の投稿は2か月半ぶりだ
  • 在京中国大使館のXに猫が4匹登場。普段の投稿とのギャップに驚く声が相次いでいる

「故宮でゆったりと過ごす猫たち」

   7日の国会質問で立憲民主党の岡田克也衆院議員から、日本が集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」について、過去の発言との整合性を問われた高市首相は、「やはり戦艦を使って、そして武力行使を伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうるケースであると、私は考えます」と回答。歴代首相が明言しなかった内容に踏み込んだ見解に、波紋が広がった。

   中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事による過激なX投稿が波紋を広げたほか、中国国防省報道官や中国外務省報道官がSNSで日本語での「警告」文章を発信するなど、日中間の緊張が高まっている。

   こうした中、中国大使館公式Xは25日、「故宮でゆったりと過ごす猫たち」として、中国・北京の故宮博物院で撮影された4枚の猫の写真を公開した。

   それぞれの写真には、くっきりした赤い壁に映えるふさふさした白黒の猫や、緑の中でカメラの方に振り返る頭にグレーの柄が入った白い猫、石造りの床を渡る三毛猫、生い茂る草の中で佇むキジトラ猫の4匹が写っている。

   同アカウントが猫に関する投稿を行うのは9月13日以来、約2か月半ぶりとみられる。

「日本のネット民の転がし方をわかってきたな」

   厳しい日中関係を反映するような発信が続く中での「ほっこりポスト」に、ネットでは「日中関係もゆったり過ごそうぜ」「これにはワイもニッコリ 猫はかわいい 世界共通」「可愛いやん こういう平和な呟きだけしろよ」などとする声が上がった。

   また、「日本のネット民の転がし方をわかってきたな」「日本人の弱点をついてきた。これは効く」「大炎上したら猫とか料理の写真を貼って鎮静化を図るの、万国共通なのか... 少なくとも中国にはこの炎上逃避文化はあるらしい...」など、猫に関する投稿は緊張緩和のためのカードと見る向きもある。

   「この後、美味しく頂きました とか言わないよね?」「食べられないか心配です」といった揶揄まじりの声も散見された。

   「大熊猫(パンダ)」の返還が取り沙汰される中での「猫」ポストだけあって、「ところで熊猫の方もお願いしたいのですが...」などとするリクエストも寄せられている。

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