西武にFA移籍・桑原将志、「DeNAは大損失」元ヘッド嘆き...球団は宣言残留容認も「結局は気持ちが伝わるかどうか」

「西武では気持ちのあるプレーが1番求められる」

    「桑原は勝負に対してあまり多くを語らない。『背中を見ていてくれ。やることはやるぜ』と。ただ、ここ1番の言葉の力は、普段言わないだけにすごい効果的。それが顕著に表れたのが、(昨年の)日本シリーズ。(負けた時に)『悔しくないのか』という言葉を発して、みんなを奮起させた。日本一に貢献できた言葉」

    桑原はガッツあるプレーが特徴的で、闘志を前面に押し出して、何度もチームの窮地を救った。17年、23年と2度、ゴールデングラブ賞(外野手部門)を受賞しており、守備には定評がある。

    高木氏は桑原のプレースタイルを踏まえ、西武が桑原を獲得した「意図」を、次のように解説した。

    「気持ちのあるプレーが1番求められる。西武の選手はみな、プレーがキレイ。本当にスマート。そこに桑原が入って調和がとれる。ひとつのスパイスみたいなものが必要だったのかな。それと、技術と数字が大切なことは分かっているが、忘れかけられている気持ちという部分の大切さを、桑原は持っている。それを注入したいということもあったと思う。桑原は速いボールに強い。パ・リーグは相対的に速いピッチャーが多い。そういうところでも、彼自身の中で自信があったのだと思う」

    桑原はDeNAで14年間プレーし、通算打率.267、74本塁打、322打点、99盗塁を記録した。

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