「那須川は攻撃パターンがワンパターンだった」
渡嘉敷氏は、4回終了時、那須川が2ポイントリードと予想したという。だが、実際の採点は3ジャッジすべて38-38の同点だった。
渡嘉敷氏は公開採点がもたらした影響について、「(井上は)ヨッシャーとなった。そこからガーッときた。(那須川陣営は)ポイントを取っていると思ったはず」と解説した。
動画に出演した竹原氏は、渡嘉敷氏の意見に同調し、「(那須川は)攻撃パターンがワンパターンだった。もっといろいろなバリエーションがないと、井上選手みたいな選手には通用しない。あと、手数が足りない」と指摘した。
キックボクシング時代は無敗を誇り「神童」と称された那須川。初の世界タイトル戦で敗れ、ボクシング戦績は7勝(2KO)1敗となった。
スポーツ紙の報道によると、那須川は試合後、改めて世界王者を目指していくことを明言したという。
渡嘉敷氏は今後に関して、「世界を取るためのステップにはなったと思う。これを反省にして。いい経験になった。世界は甘くないんだよという。あとは、(復帰後)どのチャンピオンとやるか。あと1、2試合挟んですぐに(世界タイトル戦を)やるでしょう。来年中にはやると思う。世界の実力があるから。今回は、その実力を出せなかったということ」と語った。