プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が、2025年11月26日にユーチューブを更新し、日本ハムからフリーエージェント(FA)権を行使して巨人に移籍した松本剛外野手(32)に伴うFA補償に言及し、28人のプロテクト選手を独自予想した。「過去の例からすると坂本勇人はプロテクトしないと」巨人は26日、日本ハムからFA権を行使した松本剛外野手(32)を獲得したことを発表した。スポーツ紙によると、松本の今季年俸は1億1000万円(金額は推定)で、人的、金銭補償が伴うBランクの選手とみられる。規約では、Aランク、Bランクの選手がFA移籍した場合、旧所属球団は移籍先の球団に対して人的補償、または金銭での補償を求めることが定められている。日本ハムが人的補償を選択した場合、巨人がプロテクトした28選手以外の選手を獲得することができる。日本ハムのOBでもある高木氏は、FA補償に関して「人的補償は駆け引きがある。相手球団が考えていることとか、どこがほしいのかなどの読み合いがある。だけど、『とりあえず取っておけ』みたいなところもある。そういう意味では怖い」と解説した。スタッフから坂本勇人内野手(36)のプロテクトについて問われると、次のように自身の見解を示した。「過去の例からするとプロテクトしないと。キャリアに傷がつくというか、あれだけの選手だから。まず新庄監督が手を出すとは思えない。思えないが、やはりプロテクトは一応するよ。プロテクトしないとだめでしょう。外れていても取るという失礼なことは、おそらく新庄(剛志)監督はしないはず。だけど、万が一のことがあるから。丸(佳浩)もそうだよ」「日本ハムには力のあるピッチャーが多いから、そんなにいらない」高木氏は、プロテクト28選手のうち、投手では次の13人を予想した。戸郷翔征(25)、山崎伊織(27)、井上温大(24)、赤星優志(26)、森田駿哉(28)、横川凱(25)、大勢(26)、西舘勇陽(23)、宮原駿介(23)、高梨雄平(33)、船迫大雅(29)、中川皓太(31)、石川達也(27)。捕手は、甲斐拓也(33)、岸田行倫(29)、大城卓三(32)の3選手。野手は、吉川尚輝(30)、泉口友汰(26)、門脇誠(24)、石塚裕惺(19)、荒巻悠(22)、佐々木俊輔(26)、浅野翔吾(21)、浦田俊輔(23)、中山礼都(23)、坂本勇人(36)、丸佳浩(36)、リチャード(26)ら12選手を予想した。高木氏は、来シーズンの日本ハムの課題を指摘し、日本ハムが人的補償を選択した場合に獲得が予想される選手を挙げた。「日本ハムは二遊間が欲しい。だから、増田大輝だとか、湯浅大のような選手にいくのか。それともバッティングを考えて萩尾匡也にいくのか。そういうところにいく可能性がある。もし六大学の3冠王(荻尾)が(プロテクトから)外れていれば、日本ハムが再生して、また売り出していこうみたいな。そういうところは多少考えているのかなという節はある」そして、「ピッチャーではないような気がする。力のあるピッチャーが多いから、そんなにいらないと思う」とした。日本ハムは巨人に対していかなる補償を求めるのか。今後の動向に注目が集まる。
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