国分太一氏、録音を削除させられたと告白し波紋 日テレの対応に問題?同局は「関係者特定を避けたい」と説明

「国分さんが受け入れたと、同席した弁護士らから聞いている」

   日テレの公式サイトで発表された定例会見の要旨によると、記者から録音削除について聞かれ、副社長は、「関係者の特定につながる情報の漏洩を避けたいということ」だと説明した。そして、「その趣旨を国分さんに説明し、録音を遠慮していただけないかと申し上げ、国分さんが受け入れたと、同席した弁護士らから聞いている」とした。

   記者から「国分さんの人権がないがしろにされているのではないか」と質問されると、社長は、こう反論していた。

「関係者のプライバシーを最優先した結果、国分さんの人権はどうでもいいなどとは思っていないし、できる限りの配慮をしてきたつもりである」

   聞き取りすると事前に国分氏に告げなかったことも聞かれると、「事前にお伝えすれば、関係者および関係者への周辺に話が及んだ何が起きるかわからないリスクを考え、事前にはお伝えしないということを決めた」と釈明した。

   今回の会見後に日テレが出したコメントでは、「ヒアリングで国分氏自らお話しされた内容だけでもコンプライアンス違反に該当し、『青少年に見てもらいたい番組』に選定されている 『ザ!鉄腕!DASH!!』を降板していただくことを即断せざるをえないものでした」として、それ以外の事実について説明する考えがないことを明らかにした。

   日テレ側はプライバシーを守りながら、ある程度の事実を明らかにできなかったのだろうか。録音削除の件などについて、J-CASTニュースが日テレに取材すると、広報部は27日こうメールで回答した。

「現在お答えできることは、昨日出したコメントと、先月27日に弊社定例会見でお伝えしたことが全てです」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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