共産党の山添拓参院議員が2025年11月25日にXで、夏の暑さによる「隊舎の空調」を理由とした軍事費GDP比2%前倒しを批判したものの、疑問の声が集まっている。「暑さが厳しいのは地球環境の変化ゆえ」高市早苗首相は10月11日のはじめての所信表明演説の中で、防衛費のGDP比2%に増額を2年前倒し、今年度中に実施する方針を明らかに。11月28日の2025年度補正予算案を閣議決定する見込み。山添議員はXで「『厳しい安全保障環境』を理由とする軍事費GDP比2%前倒し」とこの件を取り上げ、「防衛省にその中身を聞くと『隊舎の空調』を挙げ、夏の暑さがひどいからという」と言及した。これに対し、山添議員は「老朽エアコンの更新は必要」としつつも、「暑さが厳しいのは地球環境の変化ゆえであり安全保障環境は関係ない」と批判。さらに「暑さは前から」と指摘し、「補正予算で緊急に積み増す理由ともならない」と暑さによる隊舎の空調の整備を軍事費GDP比2%前倒しの理由にすることに苦言を呈していた。このポストに山添議員の元には、「緊急性あるだろう。来年の夏までに工事終わらないと。今年のような猛暑が続けば士気に関わる」「ここ数年は死に直結するぐらいの殺人的な猛暑なのに」「隊舎の空調は贅沢ではなく、隊員が倒れない環境を整える"最低限の装備"です」という声が集まっていた。
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