ヤクルト退団の西川遥輝、「ノンテンダー」から5年ぶり日本ハム復帰か 松本剛の巨人FA移籍ショック吹き飛ばす

   プロ野球2025年のオフシーズン、ヤクルトの戦力構想から外れて退団した西川遥輝が日本ハムに復帰することが、スポーツ紙で一斉に報じられた。21年以来5年ぶりの古巣復帰で、近日中にも正式発表される見込みだという。

  • 東京ヤクルトスワローズの本拠地・明治神宮野球場
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  • 北海道日本ハムファイターズの本拠地・エスコンフィールドHOKKAIDO
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21年に「ノンテンダー」で自由契約に

   日本ハム時代にリードオフマンとして活躍し、4度の盗塁王を獲得。だが、21年オフに「ノンテンダー」で自由契約となり、楽天、ヤクルトを渡り歩いた。

   今年は49試合出場で打率.174、0本塁打、6打点、1盗塁。若手の台頭もあり、球団から引退勧告を受けたが他球団で現役続行を模索していた。

   33歳となり、全盛期の活躍を望むのは厳しい。だが、若手中心の日本ハムで精神的支柱としてベテランの存在は貴重だ。

   今オフは移籍劇で大きな動きがあった。松本剛がFA権を行使して巨人へ。今年は66試合出場で打率.188と本来の力を発揮できなかったが、ナインからの人望が厚く、退団を惜しむ声が多かった。

新庄剛志監督5年目、戦力整備進む

「西川獲得は松本のFA移籍のショックを吹き飛ばす朗報と言えるでしょう。日本ハムでレギュラーを張っていた時は若かったのでギラギラしていたが、楽天、ヤクルトに移籍して周囲を気遣えるようになった。思うような活躍はできなかったかもしれないが、野球人生の大きな財産になっていると思います。日本ハムでその経験を還元して欲しいですね」(スポーツ紙デスク)

   今年の日本ハムは熾烈な優勝争いを繰り広げたが、2年連続2位とあと一歩及ばなかった。

   オフに入ると、伏見寅威を交換要員に阪神から島本浩也をトレードで獲得。松本が巨人に移籍し、FA権を行使した石井一成の去就も不透明だが、西川の復帰が間近となっている。

   新庄剛志監督就任5年目の来季。悲願のV奪回に向け、戦力整備を進める。

(中町顕吾)

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