コメ高騰で外食チェーンの値上げ止まらない 消費者が取るべき「最強の防御策」は...FPが解説

値上げは避けられない?外食チェーンの取り組み

   コメの価格上昇は、外食チェーンの経営戦略にも、直接的な影響を及ぼしている。2015年頃の5kgあたりの小売平均価格は、1800円前後だった。しかし、現在は4000円を超えており、原材料費の増加は避けられない。

   たとえば、すかいらーくホールディングス(HD)の「ガスト」「バーミヤン」などでは、コメ価格が顕著に上昇し始めた24年9月から、ライス関連メニューの値上げを実施している。吉野家では、25年4月に、コメ価格を含めた原材料の高騰を理由に、商品の価格改定を行った。

   回転寿司チェーンのはま寿司でも、コメ価格高騰に対応するため、24年12月に一部商品の価格が見直された。オリジン東秀の「オリジン弁当」などでは、段階的な値上げを実施していたが、25年12月にも新たに価格改定を実施する。各社とも顧客離れを防ぎつつ、採算を確保するため、バランスの調整に苦労しているようだ。

   一方で、各社は価格転嫁だけに頼らず、多角的な工夫で影響を緩和している。たとえば牛丼チェーンは、値上げする商品を絞り込んだり、付加価値を提供したりして、集客の維持に努めている。外食チェーンは、価格・量・仕入れ方法を組み合わせた多角的な対応を強化しているが、このような価格改定は、今後も継続的な課題になる。

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