2025年11月30日の情報番組「日曜報道THEPRIME」(フジテレビ系)は就任1か月たった高市首相の「会食ゼロ」をとりあげた。「首相は会食より宿舎での仕事優先で、寝る時間がない?」フジテレビ解説委員長の松山俊行さんが就任1か月の会食回数を菅元首相(約30回)と安倍元首相(約10回、第2次安倍政権発足時)の例を出した後に「二人に比べて高市さんはもともとそんなにたくさん会食を入れる方ではなく、どちらかといえば宿舎で作業されたり勉強されたりする。夜まで自民党議員から電話がかかってきて、寝る時間もなくなっていると以前おっしゃっていた」と話した。番組には首相の盟友ともいえる片山さつき財務相が出演。「会食ゼロ」が政権運営に影響するかと聞かれて、「周囲とのコミュニケーションは十分とってますし、一時期心配された睡眠不足も正常化しつつある。ご主人(脳梗塞になった山本拓元衆院議員)の介護もご自分でなさりたいタイプなので、新しい国家リーダーのあり方として私は悪いことではないと思う。会食がないから政権がまわっていないということではない」と話した。「僕はずっとルールなき飲み食い政治を批判してきました」レギュラーコメンテーターで元大阪市長の橋下徹さんは、「高市さんのこのスタイルは大賛成ですね。僕はずっとルールなき飲み食い政治を批判してきました。永田町では人間関係を築くためには飲み食い(が必要)だと言うが、そんなのなくてもちゃんと仕事で信頼関係できますよ。(高市さんは)ご飯食べてお酒飲んでということでなく、ひたすら政策を勉強されて、明確に高市さんの意思が伝わってくる。これだけ働いている(その)一所懸命さも有権者の多くが感じて高支持率になっている」と話す。野党側から、この高支持率によって(首相が)衆議院解散の誘惑にかられるのではないかという声も出ているが、片山財務相は解散説を否定した。「私はそういう考えを(首相が持っているとは)全然感じていない。まずは仕事で成果を出すことだよねというのが総理と私との間での会話ですから。まとめなければいけないものが山のようにある。「仕事師内閣」としてはそっちが優先されるのではないか」(ジャーナリスト 佐藤太郎)
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