「学内で色々な意見が出て、今後のことを対応中」
マナーの悪い行為が一部で見られることについて、立教大学の学生部は、公式Xで度々注意喚起していた。
6月13日には、「最近、ルール違反の喫煙やポイ捨てが非常に増えています」として、こう注意を促した。
「受動喫煙の強要やポイ捨ては重大な迷惑行為で、ポイ捨ては火災にもつながりかねません。ルールを守れない場合、対応を検討します」
7月22日にも、「学内では心無い『マナーの悪い喫煙者』が増えています」と投稿し、10月21日は、「学内の喫煙マナー悪化しています 喘息や持病で受動喫煙の影響が深刻な学生が多くいます 吸う人も吸わない人も安心に過ごせるキャンパスに」と呼びかけた。
大学での喫煙について、立教大は、必ずしも許容しているわけではないようだ。
公式サイトによると、「立教大学禁煙宣言」を22年5月に総長名で行い、「大学は多くの方々が集まる公共性の高い場所です」として、学生などの健康を守るため「キャンパス内完全禁煙」を目指すとした。
そして、22年度から受動喫煙を防止する取り組みとして、「指定喫煙場所」の名称を「卒煙支援エリア」に変更し、「喫煙者が卒煙できるようサポートする場所」だと位置づけた。2つのキャンパス地図をみると、卒煙支援エリアは、計6か所あるようだ。エリアは、段階的に撤去し、最終的には各キャンパス1か所まで削減するとしている。
学生部の公式Xによると、学生の喫煙率は3%前後だという。学生部では、景品付きの「禁煙プログラム」への参加を募集するなどして、「卒業までに卒煙しましょう!」と呼びかけている。
立教大学生課の健康管理担当者は12月5日、J-CASTニュースの取材に対し、こう答えた。
「投稿については、学内で色々な意見が出ています。喫煙ブースも含めて今後のことを対応中ですので、回答できる状況ではありません」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)