「医師から『マズいぞ!』と言われた」 20キロ激やせした元巨人・元木大介さんが明かした体調の真相

   元プロ野球読売巨人軍選手時代に長嶋茂雄監督から「くせ者」と評されて活躍した元木大介さん(53)がネット上で「激やせ」「重病説」と騒がれているが、2025年12月8日放送の「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京)に本人が出演、病気との闘いを話し、20キロやせた姿で健康をアピールした。

  • 元木大介さんのインスタグラム(@daisuke_motoki2)より
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「治るということはない」

   発端は7年前の同番組で「糖尿病(2型)」と診断されたこと。その時の番組で元木さんの血糖値(空腹時)やヘモグロビンA1cの値が糖尿病の診断基準より大きく上回っていた。その時は一度通院したが「そんなに(病院に)行かなかった。自覚症状がないんですよね」と話し、治療しなかったと明かした。

   転機は巨人軍のコーチ時代に盲腸にかかり血液検査をした時。「医師から『マズいぞ!』と言われた。足が壊死してきたり目が見えなくなる可能性もあると言われ、そんなに(ひどくなるのか)・・・、グサッときました」と自分が置かれた状況の深刻さに気づいたという。

   それから本格的に生活改善に取り組み始めた。MCの東野幸治さんが「糖尿病って、そもそも治る病気なんですか」と聞く。そのだ内科糖尿病・甲状腺クリニックの森利枝さんは「残念ながら一度なってしまうと、風邪のように治るということはない。薬を飲むとか生活改善をしながら血糖値をコントロールして一生お付き合いしていく病気」と解説した。

20キロ減量で以前と違う姿になる

   「ただ元木さんのように生活改善がうまくいくと、寛解と言って病状も検査の値も安定している状態がキープできて、薬がいらない生活が戻る可能性もある」と話した。

   森さんが指摘したように、その後の元木さんはこまめに炭酸水を飲んで空腹を紛らわせて間食を防いだり、趣味を兼ねた散歩を増やしたりしている。食事も気をつかってもずくなどの水溶性食物繊維が豊富なものも食べ、糖質がほとんど含まれていない焼酎やウイスキーなどの蒸留酒をメインにたしなんでいる。そのかいあってか20キロの減量に成功、公の場に出た時に以前の姿と違うことから、ネット上で先の話題が飛び交うことになったというわけだ。

胃を小さくするために炭酸水を飲み続ける

   元木さんは「生活改善を始めたころはつらい。胃を小さくするために飲んだ炭酸水がだんだん手放せなくなって飲み続けるようになった。体重計は毎日乗ると減ってないときもあるからつらくなる。1週間に1回くらい乗って、ちょっとやせてその楽しみがあってずっと続けている」と話した。

   医師からは「かなりしっかりと管理されている」とお墨付きをもらった。「ネット(での重病説などの流布)がすごいんで。早くこの番組を放送してほしい」と話し、スタジオの笑いをとっていた。

   生活慣習上の「くせ者」とどう付き合っていくか。元木さんの努力に頭がさがる。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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