青森で2025年12月8日夜に最大震度6強の地震が観測されたことをめぐり、日本テレビ系・NNN30社の統合ニュースサイト「日テレNEWSNNN」が「誤った表現」の記事を掲載したとして、サイトを運営する日テレが12月9日に謝罪した。問題の記事は既に削除されている。大間原発について、建設中にもかかわらず「稼働停止などはせず」などと伝え、SNS上で波紋を広げていた。「『これまでに被害は確認されていない』とすべきところ...」日テレNEWSNNNは8日、自社サイトなどで「青森県で震度6強 青森・大間原発は稼働停止などはせず」と題した記事を公開した(既に削除)。ただ、大間原発は08年に着工したものの建設が終わっておらず、運転開始時期は未定とされている状況だ。そのため記事に対してXユーザーから、「まるで稼働しているかのような見出しで誤解や不安が生じかねない」「わざと?原発へのネガキャン?」「これは悪質だな」などと批判が相次いだ。9日になって、日テレNEWSNNNは公式サイトで「【お詫び】青森県の大間原子力発電所に関する記事配信について」とするお知らせを発表。下記のように説明した。「12月8日に青森県で震度6強を観測した地震で、同日午後11時30分すぎに『青森県の大間原子力発電所は現在稼働停止などはしていないということです』とする記事を配信しましたが、大間原発は現在、建設中であり稼働していません。大間原発に取材しその段階で被害は確認されていないとの情報を得て記事化しましたが、『これまでに被害は確認されていない』とすべきところ、誤った表現になりました。訂正してお詫び申し上げます」
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